冨山が東洋新王者に

　7日、後楽園ホールで行われた第441回ダイナミックグローブ「東洋太平洋スーパーフライ級王座決定戦」は、同級2位・冨山浩之介が僅差の判定ながら同級1位・ノラシン・ギャットプラサーンチャイ(タイ)を破り、初タイトルを獲得した。
　冨山は、同門の日本スーパーフライ級王者・河野公平(ワタナベ)が世界を目指す為に返上したベルトを賭け、今年2月に拳を交えたノラシンと再び対峙。2月の試合では冨山が3-0の判定でノラシンを下しているが、試合内容は冨山の完勝とはいかなかっただけに今回も苦戦が予想された。
　試合は、ノラシン・冨山共に決定打を欠きながらも互いに強打をヒット。相手の腰を落とさせるなど序盤から激しい打ち合いとなった。冨山はノラシンのプレッシャーに苦戦したが、足を止める事なく12Rのフルラウンドを戦い抜き、手数でノラシンを上回った。