[試合後談話]2024.12.14
大阪決戦! 尾崎優日が魅せた!

WBC世界ユース・ライトフライ級王者の尾崎優日(21=大成)が14日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「南栄商事株式会社 PRESENTS 大成 真正 RST合同興行 TAISEI BOXING PROMOTION vol.26」のメインイベントに出場。WBO-AP同級2位のアーチェル・ビラモア(22=比)を相手に、保持するWBCユース王座の防衛戦と空位のWBOアジアパシフィック同級王座を争った。
尾崎は持ち前のスピードを活かして、観客を魅了することができたのかーー。
サウスポー同士の一戦は、尾崎が相手の左カウンターを警戒しながら、多彩な右のコンビネーションでペースを掌握。タフなビラモアに対し、無理に倒しに行くのではなく、上下に打ち分けてジワジワとダメージを与えていった。9回、尾崎は左カウンターでグラつかせると、怒涛の連打でレフェリーストップに持ち込んだ。
WBCユース王座2度目の防衛に成功するとともに、WBOアジアパシフィック王座を獲得した尾崎は、「計量が終わってからずっと(WBO-APの)ベルトを写真で見ていた。やっと手に入れることができた。少しずつ世界チャンピオンに近づいているのを感じる」と、2本のベルトを肩にかけて安どの表情を浮かべた。
「ボクシングの幅を広げていきたい」
しかし、試合内容には満足していないようで、「左ストレートが来るのはわかっていたが、想像以上に見えにくかった。ジャブが当たり始めてからリズムを掴めたが、仕留め方に課題が残った。もっと攻守の幅を広げていかないとダメですね」と、反省点を挙げるのも忘れなかった。
大成ジムの丸元大成会長は、「ジワジワと痛めつけて後半にストップに持っていくのがテーマだった。冷静に戦えていた」と合格点を与えた。WBO-AP王座を獲得したことでWBO世界ランキング入りも濃厚だ。「防衛戦をこなしながら、キャリアを積ませたい」と2025年のプランを明かした。
尾崎は「(ベルトを獲って)これから大きく道が広がっていく。次のステージに進んでいきたい」と、さらなる飛躍を誓った。
一方、最後まで食い下がったビラモアは、「今日は相手の方が強かった。自分にとって良い経験になった。ここからまた頑張るよ」と巻き返しを誓った。
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