ドネアが3度目の来日!!

　20日、世界3階級制覇王者"フィリピーノフラッシュ"ノニト・ドネア(比)が8月・11月に続き、今年3度目の来日を果たした!!
　長旅の疲れも見せずドネアは「僕はここ2日、身体を動かしていないから練習したい」とボクモバスタッフに語り、宿泊先のホテルに荷物を預け、急きょ都内・帝拳ジムに直行することとなった。
　そしてボクシングモバイルでは、世界3階級制覇王者の練習を独占取材することに成功した!!

　入念なアップを終えたドネアはバンテージを巻き終えリングに上がると、流れるBGMに合わせ軽快なステップでシャドーボクシングを始め、早くも帝拳ジム勢の"視線"を独占する。
　そして"フィリピーノフラッシュ"は田中繊大トレーナーに「誰かとスパーをしたいな!!」とリクエストし、来日約3時間でいきなりのスパーリングとなり、日本スーパーバンタム級1位・石本康隆がパートナーを務めた。
　4ラウンドのスパーリングでドネアは鋭い左ボディを石本に突き刺し、スイッチを織り交ぜた巧みな動きでボクシングを楽しんでいた。ここで石本も怯まず、自分の持てる全てをドネアにぶつけ、右ストレートを打ち込み意地を見せた。

　パートナーを務めた石本は「世界の圧力を肌で感じ、良い勉強ができました(笑)。思ったよりジャブやストレートは当たりましたが、一言でいうと強かった!!。本当に強かったです」と貴重な体験に目を輝かせた。
　そしてドネアは「Good!!イシモトはスピードもあるし良いパートナーだったよ(笑)。パワーの使い方を覚えればもっと良くなる。イシモトはまだパワーの使い方に気づいていないのかな。でも将来有望なボクサーだよ!!」と石本を評価した。

　その後もドネアはミット打ちにサンドバックと汗を流し、WBC世界スーパーフェザー級王者・粟生隆寛とボクシング談義に華を咲かせ、アクティブなひと時を帝拳ジムで過ごした。