元プロボクサーに感謝状

　昨年12月17日、JR取手駅西口で負傷者14名を出したバスジャック乗客切りつけ事件において、犯人の男から凶器を奪い、逮捕に協力したタクシー運転手で元プロボクサーの松本岩夫さんに18日、後楽園ホールで東日本ボクシング協会大橋秀行会長より感謝状が贈られた。

　自身の危険も顧みず、勇気ある行動で犯人逮捕に貢献した松本さんは、昭和30年代に金平ジム(現協栄ジム)に所属しフェザー級で活躍。昭和38年には4試合連続KOの記録を出し、防衛戦で来日した世界フェザー級王者シュガー・ラモス(キューバ)のスパーリングパートナーに抜擢された経験もある。

　感謝状を手にした松本さんは「このようなものを頂き感謝しております。今後もボクシングをやってきた経験を生かし、地域の防犯に協力していきたい」と述べた。