中年の星が王座奪取!

　日本でのライセンスを07年に失効し、現在オーストラリアでライセンスを取得し活動を続ける元日本ミドル級、元OPBFスーパーミドル級及びライトヘビー級王者・西澤ヨシノリ(45)が13日、中野ゴールドジムにてマイナー団体の世界王座獲得の報告会見を開いた。

　西澤は今月2日、オーストラリアのシドニーで行われたWPBC(世界プロボクシングコミッション)、UBC(ユニバーサルボクシング協会)世界クルーザー級及びWBF(世界ボクシング基金)英連邦クルーザー級王座決定戦12回戦に臨み、28歳のチョクチャナ・シスクルッポン(タイ)を5R35秒にノックアウト。

　試合は、1R相手の左打ち終わりに合わせての右クロスでダウンを奪うと4Rにも右でダウンを追加。5Rには、左フックが相手のアゴを打ち抜き大の字に3分余り寝かせる圧勝劇。日本でのライセンス失効後、3勝(3KO)3敗1分とした。

　今年でデビュー25周年の"中年の星"西澤は、試合前にヨネクラジム2階の練習生が入る部屋で44日間の一人合宿を初体験。「自分自身の勝つイメージを強めた」。