IBFスーパーウェルター級戦ムルタザリフvsチュー

　スーパーウェルター級リミット69.8kgを、王者ムルタザリフは500gアンダーの69.3kgでパス。挑戦者チューは300g少ない69.5kgで秤を降りた。

　チューは今年3月、元WBC世界同級暫定王者のセバスチャン・フンドラ(26=アメリカ)との2冠戦に臨むも、序盤に額を大きく切るアクシデントが発生。試合は、そのまま大量の出血で視界が塞がれたまま、判定まで行くも初黒星を喫した。その後、8月にバージル・オルティス. Jr(26=米)と対戦が決まるも、額の傷が完治せず、中止となっていた。

　対するムルタザリフは、元WBA世界スーパーウェルター級王者ジャック・クルカイ(31=ロシア)とIBF同王座決定戦を争い、11回KO勝利で世界初載冠を果たした。ビッグネームのチューを相手に、初防衛戦を迎える。