[試合後談話]2024.10.17
坂井優太の華麗な動き!

アマチュア7冠の坂井優太(19=大橋)が17日、後楽園ホールで開催された「Lemino BOXING フェニックスバトル123」54.0kg契約8回戦で、ジャリッチョン・スランバイ(タイ)と対戦した。
スーパールーキーの2戦目のパフォーマンスに注目が集まった。
サウスポー坂井がシャープなジャブから組み立てると、前に出てくる相手に右カウンターを好打。2回、坂井は右ボディから右フックでダウンを奪うと、左ストレートでダウンを追加。最後は右フックでグラつかせたところで、レフェリーが割って入った。
対戦相手のジャリッチョンは、前日計量で1.3kgオーバー。両陣営の話し合いの末、試合当日の午後4時に決められた規定体重(58.3kg)をクリアしたため試合が成立した。
相手の計量オーバーについて聞かれた坂井は、「やるとなったらいつも通り。やらない(試合中止)となったら減量の練習が出来たと思うようにしていた。しかし、自分が売っているチケットのこともあるので、試合が出来ないということよりも、チケットを買ってくれた人が試合を観られないのは困る。遊びじゃない。お金が動いているので、しっかりやってくれないと」と語気を強めた。
試合の感想を求められた坂井は、「様子を見ながら、当てるところは当てて、良い結果につながった」と顔をほころばせたが、「前回は緊張して上手く感情をコントロール出来なかったが、この4ヶ月でそこは修正できた。今回は冷静に試合が出来たが、もう少し力まずにカウンターを当てていきたい」と、反省点を挙げるも忘れなかった。
この日、同じ興行に出場した同門の田中空(23=大橋)は、OPBF&WBO-APランカーのチャン・サーラー(32=タイ)を撃破し、ランキング入りを大きくアピールした。坂井は「ランカーと戦っていないので、空選手が羨ましい。ハラハラ感がある方が自分もパフォーマンスが上がる」と、ランカー挑戦に意欲を示した。
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