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[試合後談話]2024.10.14

オラスクアガは不完全燃焼

 WBO(世界ボクシング機構)世界フライ級チャンピオンのアンソニー・オラスクアガ(25=米国)と挑戦者のジョナサン・ゴンサレス(33=プエルトリコ)が14日、東京・有明アリーナで開催された「Prime Video Boxing」のDAY2で対戦した。

ドクターストップ
 WBO世界フライ級王者のオラスクアガが、元王者のゴンサレスを迎えて初防衛戦に臨んだ。オラスクアガがプレスをかけて、思い切りの良い右フックから切り込むのに対し、サウスポー・ゴンサレスは、打ち終わりに左を返す、静かな立ち上がり。偶然のバッティングでゴンサレスは左目上をカット。ドクターチェックの後、再開したが傷が深く、レフェリーはこれ以上の試合続行は不能と判断。既定のラウンドに達していないため、負傷引き分け。オラスクアガが初防衛に成功した。消化不良の結果に、両者とも浮かない表情を見せた。
不完全燃焼!

 試合後、会見場に姿を見せたオラスクアガは「非常に残念」と開口一番、不完全燃焼となった試合を悔やんだ。続けて「相手もすごいファイターで楽しみにしていた。自分の力を証明したかったが、今回の結果は非常に残念だ」と、無判定試合に歯痒さを見せながらも「体調も万全で、調整も上手くできていた。すぐにリング戻りたい」と、次戦への意欲を語った。

拳四朗にリベンジしたい!

 今後について問われ「今回の試合に集中し、戦争のつもりだった。今後のプランは、まだ考えていなかった」と述べ、記者から矢吹正道(32=LUSH緑)IBFライトフライ級新王者からの対戦希望について聞かれると「正直、誰かわからないが、自分を高く評価してもらってありがたい、実現したい」と答えた。「拳四朗戦だけが、キャリアの唯一の汚点。リマッチにしたく、来年には実現したい。全員と試合をしたい」と、昨日WBC世界フライ級新チャンピオンに輝いた寺地拳四朗(32=BMB)へのリベンジに関心を示して、笑顔で会場を後にした。


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