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WBO(世界ボクシング機構)ライトフライ級1位の岩田翔吉(28=帝拳)が13日、東京・有明アリーナで開催された「Prime Video Boxing 10」のDAY1で同級2位のハイロ・ノリエガ(31=スペイン)とのWBO世界ライトフライ級王座決定戦に臨んだ。
満を持して世界戦の舞台に上がった岩田は、ベルトを巻くことができたのかーー。
満を持して世界戦の舞台に上がった岩田は、ベルトを巻くことができたのかーー。
KO奪取!
2年ぶりの世界戦へと挑んだ岩田は、ジャブからプレスを強めるが、2回に入るとノリエガが思い切りの良い攻撃で反撃に打って出た。しかし、岩田は冷静にボディで相手の攻勢を崩すと、3回に右アッパーでダウンを奪い、ダメージの残るノリエガに迫り、左フックをジャストミート!レフェリーは、ノーカウントで試合をストップした。岩田が2度目の挑戦で王座を掴んだ。
粟生隆寛トレーナーと頂点を掴んだ
見事なKO勝ちで世界の頂点に立った岩田は、「1ラウンド目からジャブがヒットし、バキッと音が鳴るほど、しっかり当たっていた。相手の前傾姿勢を見て、アッパーは狙っていた。2年前は飛び込むだけで、かけ引きがなかった。粟生さん(粟生隆寛トレーナー)と本田明彦会長から、かけ引きと左の使い方を厳しく教わり、相手を崩してから、得意なパンチを当てるように言われてきた。自分はまだまだ強くなれる、強いチャンピオンになる」と、2年前の敗戦からの成長を語った。
アッパーを狙っていた
コンビを組む粟生トレーナーは「自分が育てた選手が世界チャンピオンになるのは不思議な気持ち。厳しくしてきたが、できるからこそ言っている。結果的に獲れて良かった。今後も強い相手と戦う。これからも厳しく指導していきたい」と、愛弟子を厳しく引き締めながらも笑顔で語った。
アッパーを狙っていた
コンビを組む粟生トレーナーは「自分が育てた選手が世界チャンピオンになるのは不思議な気持ち。厳しくしてきたが、できるからこそ言っている。結果的に獲れて良かった。今後も強い相手と戦う。これからも厳しく指導していきたい」と、愛弟子を厳しく引き締めながらも笑顔で語った。
IBF王者の矢吹正道(LUSH緑)との王座統一戦を希望
今後について問われると「ライトフライ級で、矢吹チャンピオン(矢吹正道=LUSH緑)と試合をすることで、日本のファンが盛り上がる。実現したい」と王座統一戦を熱望。フライ級にあげることを明言している矢吹選手に対し、「自分も高校1年からずっと同じライトフライ級でやってきていて、楽はしていない。限られた時間の中で、ファンの盛り上がる試合をしたい」と猛アピールした。
「気を緩めた時にもらってしまった」
ノリエガは、「良いペースで進めていたが、気を緩めた時にパンチをもらってしまい、2度目は立ち上がれなかった。噛み合うと思っていたが、そのミスが大きかった。ダウンして冷静さを失ってしまい、焦ってしまった」と、痛恨の一撃を悔やむと、「スペインの皆やチームに伝えたい。出来ることは全て出したが、今日は私の夜ではなかった。帰国して妻と子どもと過ごす。休んでから、今後については考えたい」と話し、会見を切り上げた。
採点表