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元世界2階級制覇チャンピオンの京口紘人(30=ワタナベ)が13日、ビンス・パラス(25=比)と「Treasure Boxing Promotion 7」のセミファイナルで、フライ級10回戦で対決。1勝1敗で挑んだ3度目の対戦に、横浜武道館は緊張に包まれた。
ハイプレッシャーをかけた京口
初回から強い圧力をかけて、左ボディと右ストレートを打ち込んだ京口に対して、パラスも右を返して応戦。試合後に京口は、「1回だけ、右で効かされた」と、パラスの成長ぶりを実感していた。それでも、終始リズムよく先に仕掛けた京口が、判定勝利を収めた。判定結果は、やや京口には厳し目の2-0の勝利。会場は大きな拍手で包まれた。
3度目の対決は、京口紘人(ワタナベ)の完勝。
試合を終えた京口は、採点結果(2-0)には少し驚いた様子で、「3ポイント差は離れていると思った」と振り返り、陣営とも、「そのくらいは取れているだろう」と、見解は一致していた。
アピールはこれから。
試合に関しては「接近戦で、ボディで削るのは練習からやっていて、プランの一つだった」と記者の質問に答えた。「ビンスは初めて戦っていた時から強くなっていて、そのことは試合後のリング上で伝えた」という。会見の最後には、この日誕生日を迎えたビンスを祝福した。
今後については、「対戦相手は巡り合わせでわからないが、今回の内容では、フライ級でアピールできていない」と反省し、さらなる飛躍を誓った。
京口紘人とビンス・パラス
笑顔で会見の席についたパラスは、「ボクシングだから、勝ち負けはつきもの」と判定結果を受け止め、「4度目の対戦をしよう」と、ちゃめっ気たっぷりに京口に呼びかけた。
これを聞いていた伊藤雅雪プロモーターは、世界戦など、次のステージで対戦が実現できることを願った。
これを聞いていた伊藤雅雪プロモーターは、世界戦など、次のステージで対戦が実現できることを願った。