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日本スーパーウェルター級タイトルマッチ、王者の出田裕一(40=三迫)対同級3位の加藤寿(39=熊谷コサカ)の一戦が8日(火)、後楽園ホールで開催された「ダイヤモンドグローブ」で行われた。
前日に40歳の誕生日を迎えた出田と、2度目のタイトル挑戦の加藤。ベテラン対決を制したのはーー。
前日に40歳の誕生日を迎えた出田と、2度目のタイトル挑戦の加藤。ベテラン対決を制したのはーー。
出田裕一(三迫)がV3に成功!
サウスポー加藤が、リングを大きく使いながらジャブを飛ばすのに対し、出田はプレスをかけてボディ攻撃で対抗。3回、ギアを上げた出田は、右フックから連打で攻勢。4回、出田は右ストレートでダウンを先取。再開後、パンチをまとめて仕留めに行くが、加藤はワンツーで効かせると形勢逆転。一転、ピンチに陥った出田だが、リターンの右ストレートで2度目のダウンを奪った。5回、出田は加藤をロープに詰めて、怒涛の連打でレフェリーストップに持ち込んだ。
「力任せになってしまった」
有言実行のKO防衛を果たした出田だが、控室に戻ると「なんだかなぁ」とボソッと漏らした。「頭を下げながら打つ練習をしてたが、トレーナーから言われたことができなかった。KO勝ちは素直にうれしいが、力任せになってしまった」と、まずは反省の弁を並べた。
日本王座最年長防衛記録を更新
それでも、自身が持つ日本王座最年長防衛記録を更新したことについて聞かれると、「うれしいですね」と、この時ばかりは頬を緩めた。
日本王座最年長防衛記録を更新
それでも、自身が持つ日本王座最年長防衛記録を更新したことについて聞かれると、「うれしいですね」と、この時ばかりは頬を緩めた。
「豊嶋亮太選手とやりたい」
会見に同席した三迫貴志会長は、「足を使われる予想通りの展開だったが、倒されても反撃してきて、挑戦者の気持ちの強さを感じた。今回は初めての選択防衛戦だったが、勝ち切って、本人にとっても良い経験になったと思う」と語った。
次戦は、最強挑戦者決定戦、同級1位の左右田泰臣(36=EBISU)対同級2位の豊嶋亮太(28=帝拳)の勝者と対戦する。出田は「豊嶋選手とやりたい。今のままでは(豊嶋選手に)勝つのは厳しい。豊嶋選手と対戦すれば、チャンピオンだが、挑戦者のような気持ちで戦える」と、ウェルター級で日本・OPBF東洋太平洋・WBO-AP王者となり、スーパーウェルター級に参戦してきた豊嶋の名前を挙げた。
次戦は、最強挑戦者決定戦、同級1位の左右田泰臣(36=EBISU)対同級2位の豊嶋亮太(28=帝拳)の勝者と対戦する。出田は「豊嶋選手とやりたい。今のままでは(豊嶋選手に)勝つのは厳しい。豊嶋選手と対戦すれば、チャンピオンだが、挑戦者のような気持ちで戦える」と、ウェルター級で日本・OPBF東洋太平洋・WBO-AP王者となり、スーパーウェルター級に参戦してきた豊嶋の名前を挙げた。
「打ち合いができて良かった」
一方、最後まで食い下がったが加藤は「自分は打たれ弱いが、今回は打ち合うことができて、気持ち良かった」と爽やかな表情で激戦を振り返り、「20年間、会長のボクシングを教えてもらって、会長のボクシングが出来たかというとそうではないけれど、今回負けたが、打ち合ってあんなにお客さんが喜んでくれて、プロとしての楽しさがあった。プロとしての仕事は出来たと思う」と満足気に語った。
続けて、「悔しい気持ちもあるが、リングを降りる時に後輩や皆の顔を見て、何かを残せたのではないかと思う。後楽園ホールでのタイトルマッチは、最高でした!」と結んだ。
続けて、「悔しい気持ちもあるが、リングを降りる時に後輩や皆の顔を見て、何かを残せたのではないかと思う。後楽園ホールでのタイトルマッチは、最高でした!」と結んだ。
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