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[空港取材]2024.10.8

那須川天心の初タイトル戦で対戦するアシロが来日!

 WBOアジアパシフィック(WBO-AP)バンタム級王座決定戦で、那須川天心(26=帝拳)と対戦するジェルウィン・アシロ(比)が8日、羽田空港到着便で初来日した。

 日本ボクシング協会の規約上、日本国内で世界挑戦をするためには、例外を除き、日本、OPBF東洋太平洋、WBO-APのいずれかのタイトルを獲得する必要があるため、世界を目指す那須川にとっては、登竜門となる大一番の相手とあって、羽田空港には世界チャンピオンクラスの来日と同等か、それ以上の報道陣が押し寄せた。

 試合は、10月14日(月・祝)に有明アリーナで開催される。

リラックスした様子で来日!

 試合のために来日するのは、今回が初めてというアシロは、「とてもワクワクしている。コンディションは、とてもいい。日本はきれいで平和的だね」と挨拶した。

 前回来日したのは、今年の4月で、IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級世界王者の西田凌佑(六島)の世界挑戦を、スパーリングパートナーとしてサポート、大阪に1ヶ月滞在した。この時の経験が、自身の成長につながったようで、「たくさん学んだ」と振り返った。

天心のスピードを警戒!

 那須川天心に関しては、「有名な選手なのは知っていた。試合が決まってから、ビデオでチェックした。スピードを警戒している」と述べた。ただ、対策に関する質問には、同行したチーフトレーナーのロムニク・ホイビア氏も「試合で見せるので楽しみにしてほしい」と口を揃えた。それでも、「勝つために来た。チャンピオンベルトを手にしたい」と意気込みを語った。

アシロ陣営!

 アシロは6人兄弟の上から2番目で、その内4人が男子だが、お父さんの影響で、男子全員がボクサーを目指し、アシロは6歳からボクシングを始めた。アマチュア時代には、日本の国体に相当する大会で、2度チャンピオンになった経験を持つ実力者。アマチュアでも200戦以上の経験がある。

 現在は、地元ボホール州のPMIカレッジの3年生で、入管法などを学んでいる。今回の試合に向けて、セブ島で100ラウンド以上のスパーリングを消化した。

 体重は練習前で123lb(55.7kg)で、リミットまで2.2kgと順調ぶりをアピールした。


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