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白銀ジム主催の「ボクサーズロード.2」が29日、福岡県福智町金田体育館で行われ、全7試合で激闘が繰り広げられた。
ダブルメインイベントとして行われたスーパーライト級6回戦では、寺田龍覇(27=白銀)が日高健次(32=W延岡)と対戦。女子ミニマム級8回戦では、6年10ヶ月ぶりに福岡のリングに上がった元女子2階級制覇チャンピオンの黒木優子(真正=33)が、ヴィスター・シリッデット(タイ)を迎えての凱旋試合。黒木の登場に会場が沸き上がった。
ダブルメインイベントとして行われたスーパーライト級6回戦では、寺田龍覇(27=白銀)が日高健次(32=W延岡)と対戦。女子ミニマム級8回戦では、6年10ヶ月ぶりに福岡のリングに上がった元女子2階級制覇チャンピオンの黒木優子(真正=33)が、ヴィスター・シリッデット(タイ)を迎えての凱旋試合。黒木の登場に会場が沸き上がった。
黒木優子(真正)がTKO勝利で復帰!
序盤から左ストレートを上下に打ち分け、ペースを掌握した黒木が、絶好のスタートを切った。続く2回には、相打ちを狙うヴィスターを冷静に捌くと、ボディを中心とした攻め込みで、ロープへと押し込んだ。4回に入ると、動きの落ちたヴィスターを見て、一気にラッシュ。たまらずレフェリーが救いの手を入れた。およそ6年10ヶ月ぶりに戻った地元福岡のリングで、訪れた観客に圧巻のKO勝利を見せた。
「世界に返り咲く」
試合後、「もっと綺麗に倒したかった!」と笑顔を見せた黒木は「カーンと抜けるようなワンツーで倒す練習をしてきた。左ストレートのボディは、会長から狙って行けと言われた。出入りの選択肢は、今後の課題になっていく」と、冷静に試合とこれからの展望を分析。前戦からの顛末を問われると、「5月位までは引退するつもりでいた。しかし、山下会長ともう一度世界に挑戦したいという思いが強くなり、まだ動ける内にやりきりたい気持ちが強くなっていった」と復帰までの思いを語り「世界に返り咲くのが明確な目標」と、強い意思を見せて締めくくった。
寺田龍覇(白銀)が判定勝利!
同じくメインイベントのスーパーライト級6回戦に出場した寺田龍覇(27=白銀)は、サウスポーから繰り出す右ジャブを丁寧に突く立ち回りから、要所で左を打ち込みポイントを奪取、日高の強打を封じ込めて、3-0の判定勝利を飾った。
「自分の距離だと思った」
寺田は試合後、「初回にアッパーが当たるなと思った。ワンツーからの右や、左アッパー等、色々試して行けた試合だった」と内容を振り返ったが、「やはり倒したかった。5回と最終回は、もったいない攻めをしてしまった。点数を付けると60点」と辛口の自己評価を下した。しかし「楽しかった。これまでで一番楽しく試合で打ち合えた。この筑豊からタイトル戦線の第一線に出られるように頑張りたい」と前を見据えた。