加藤善孝、真の頂点へ…

　先月11日に日本ライト級王座決定戦を制し、新王者となった加藤善孝(角海老宝石)が2日、後楽園ホールで開催された「角海老ボクシング」のリングに姿を現した。
　王者の証を抱えた加藤は、アナウンサーに促がされマイクを握った。

　加藤は「チャンピオンになれましたが、まだまだ力不足。初防衛戦は来年3月6日に近藤選手と戦います。彼には以前負けているのでリベンジしたい。しっかり練習して防衛できるように頑張ります」と、日本同級1位・近藤明広(日東)との初防衛戦に意欲を燃やした。さらに「そして勝てたら、2月に東洋タイトルマッチを戦う荒川選手・三垣選手との勝者と是非戦いたい。日本・アジア最強を証明して世界に挑みたい」と抱負を語った。

　加藤にとって、元日本王者・近藤明広、現東洋王者・荒川仁人(八王子中屋)、元東洋王者・三垣龍次(M・T)は、かつて鎬を削ったライバルだ。彼らの高みに辿り着いた加藤は、彼らを越えて世界を目指す!