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[ニュース]2011.12.1

小関、2012年の主役に!?

 11月30日、後楽園ホールで開催された「G-Legend4」のメインイベントでは、WBC女子世界アトム級王者"ピンクのサウスポー"小関桃(青木)が7度目のタイトル防衛戦として、WBC女子世界同級14位・伊藤まみ(新宿イマオカ)を迎え撃った!!
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 序盤から、王者・小関は切れ味抜群の左ストレートで挑戦者・伊藤の顔面を打ち抜きポイントを奪っていく。試合の主導権を握った小関は的確なワンツーを浴びせ、伊藤の反撃にはスウェーでヒットを許さず、9回には左ストレートでダウンを演出。このまま"ピンクのサウスポー"がポイントアウトし、王座防衛を誰もが予想した最終10回、伊藤が右ストレートで踏み込むと両者の頭が激しく激突、小関は眉間を裂傷するアクシデントに。この傷が続行不可能となり負傷判定になるが、王者・小関が判定3-0(98-92・98-91・99-91)でV7に成功した。
伊藤の会見
 王座初挑戦も完敗を喫した伊藤は、試合を振り返り「王者は速く、テンポが良かった。私の右ストレートは見透かされていた。ダウンはバランスを崩した感じで効いていなかった。スタミナも問題なかったが…」と悔しさを滲ませた。
 今後について伊藤は「私のできるベストな試合だった。まだ終わったばかりで、これから先は何も考えられない」と語るに留まった。
小関の会見
 最終10回に偶バツで負傷判定となるも、試合をコントロールする内容に王者・小関は勝利者インタビューで「具志堅さんのように防衛を積み重ねたい。"女具志堅"を目指したい!」と大胆発言!!
 医務室で小関が眉間の治療中、控室では青木ジム有吉会長が「本人は"WBA王者と統一戦を戦いたい"と言っている。こちらの一方的な都合だし、向こうの予定もあるが、できるならばやらせたい」とWBA女子世界ライトミニマム級王者・安藤麻里(フュチュール)との統一戦実現に前向きであると語った。ここで眉間の治療を終え、額に大きなガーゼを施し戻ってきた小関は"女具志堅"に続く大胆発言となる"統一戦"について尋ねられると「私も安藤選手も王座防衛を重ね、周りがお互いの試合を観たいと言ってもらえるようになったら…(笑)」と照れ笑い。
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 改めて試合を振り返った王者・小関は「もっと戦いたかった。練習通りの動きはできた。伊藤選手も足を使って対策を立てていたが、ジワジワとプレッシャーを掛けるのも好きなので(笑)。左ストレートがあれだけ当たるとは。9回のダウンはタイミング良く左ストレートが当たってくれた」とダウンを奪っての防衛に笑顔を見せた。
 "女具志堅"発言に質問が及ぶと小関は「まだまだ大きなことは言えないが、目標としてです(笑)。複数階級制覇を狙う人が多いが、私はこの階級がベストなので防衛を重ねて行きたい。王者として勝つことが大事だと思うから」と語り、具志堅用高氏が記録した日本人世界王座防衛記録13回を狙うとした。
多田 悦子
 そして王者・小関桃のWBA女子世界ライトミニマム級王者・安藤麻里との統一戦発言を受け、安藤の先輩であるフュチュールジムのWBA女子世界ミニマム級王者"浪速乃爆弾娘"多田悦子はボクシングモバイルに「安藤じゃなく、私と統一戦を戦いませんか?多田悦子VS小関桃は"最高に面白い"試合になると思いますけど(笑)。小関選手、多田悦子はいかがでしょうか!!」とメッセージを送った。
 果たして小関は"女具志堅"として世界王座連続防衛13回を達成することができるのか。そして小関の"統一戦"発言を耳にして、安藤ではなくWBA女子世界ミニマム級王者・多田悦子が早くも対戦に名乗りを上げてきた。
 2012年の日本女子ボクシング界は、"ピンクのサウスポー"がリングの中心人物となるのか注目してほしい!!

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