嶋田無念のKO負け

　ワールドプレミアムボクシング「WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ」は、王者エドウィン・バレロ(帝拳)が挑戦者・嶋田雄大(ヨネクラ)を7R1分55秒TKOで破り、4度目の防衛に成功。無敗の連勝記録を24(24KO)とした。
　試合は序盤、嶋田がバレロの左ストレートに対応し、右ストレートをカウンターで合せるなどチャンスを掴んだが、その後はバレロの強打を浴びダメージが蓄積。善戦した嶋田だったが、7R遂に力尽きた。バレロの左ストレートを浴び、腰が落ちた所にアッパーを合わせられダウン。直後にレフリーが試合を止めた。7R1分55秒、嶋田が無念のTKO負けで散った。
　大観衆の惜しみない拍手に称えられた嶋田は、引き上げる際に薄っすらと頬を拭った。試合後の会見で嶋田は「残念な結果。3Rにカウンターがヒットし、KOの欲が出て(試合の)組み立てが雑になった。ここまでこれた事に感謝したい。応援してくれた人にはありがとうを言いたい。現役は引退…終わりかな」と最期の言葉を振り絞るように口にした。