亀田大毅、タイ人キラー宣言!!

　12月7日、大阪府立体育館で開催される「亀田祭り2011」WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)VS挑戦者・亀田大毅(亀田)の一戦。
　日本ボクシング界至上初となる"兄弟世界2階級制覇"に向け、"浪速乃弁慶"が25日、都内・亀田ジムで公開練習を行った。

　13時の定刻前にジムへ姿を現した大毅はストレッチで身体をほぐし、会見前に軽めの練習となり、フィリピン人トレーナーを相手に2ラウンドのミット打ちを披露した。
　スピードのある王者テーパリットを意識してか、大毅は重みのある右ストレートを中心に、迎え撃つような右ストレート・左フック・右ストレートのコンビネーションを叩き込んでみせた。

　わずか2ラウンドのミット打ちで練習を切り上げた大毅は、本日のメインイベントとなる記者会見に突入した。リング上で開かれた会見では、WBA世界フライ級王者のベルトと、WBAスーパーフライ級インターコンチネンタルの青いベルトが置かれ、2本のベルトの前で"浪速乃弁慶"が決意を語った。

　まず当日の試合を中継するTBSが代表質問として、現在のコンディションを尋ねると大毅は「減量がこれからなので、今の体調はボチボチかな。試合前のプレッシャーもフライ級時代の方があった。2階級制覇もあまり意識していない(笑)。本来の力が出れば結果はついてくる」と余裕の笑みを浮かべた。

　続けて王者テーパリットの印象に話しが及ぶと大毅は「若いし頑張る選手かな。でもボクサーはみんな頑張るか(笑)。テーパリットはデンカオセーンと同じタイ人だよな!WBCの王者もタイ人だし、これから俺は"タイ人キラー"になろうか(笑)」と"キラー大毅"を宣言。
　最後に大毅は「フライ級の時は身体が"スカスカ"だった。今回は本来の階級であるスーパーフライ級だしKOで倒したい。大阪のメインを飾れて嬉しいな!当日は"夢"のある試合をしたい。今の俺は強いよ!」とテレビカメラに鋭い視線を向けた。

　会見で"タイ人キラー"宣言をした大毅は、ジムスタッフが用意した"タイ"焼きを仮想テーハパリットに見立て、頭からかぶりつくサービスショットの撮影会で公開練習を締めくくった。

■亀田祭り2011
WBA世界Sフライ級タイトルマッチ12回戦
王者テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)VS挑戦者・亀田大毅(亀田)
■日時:12月7日(水)
■会場:大阪府立体育館
■亀田プロモーション:TEL.03-5671-1333