富樫、力を出しきりたい!

　今月30日に開催される"Gレジェンド"で、WBC女子世界アトム級王者・小関桃(青木)とダブルタイトル戦のリングに立つWBC女子世界ライトフライ級王者"QUEEN"富樫直美(ワタナベ)の公開練習が24日、都内で行われた。
　小関と同じく7度目の防衛戦に臨む富樫は、挑戦者に元WBA女子世界ミニマム級王者ソン・チョロン(韓国)を迎える。

　海外での試合も多い王者・富樫だが、今回は2戦続けての後楽園ホール。この事に富樫は「東京のファンの前で試合が出来ることを大事にし、見て良かったと喜んでもらいたい。その為にも練習でしてきたことに集中し、力を全部出しきりたい」と決意を語った。

　同席した渡辺会長も「挑戦者は元世界王者。富樫は常日頃、強い相手と戦いたいと希望していたので良い試合になると思う。小関選手と年間MVPを争うような、面白い試合をしてもらいたい」と期待した。

　公開練習では、青木ジム有吉会長とのミット打ちを行った。左ボディから叩きつけるような右クロスを渾身の力で打ち込み、いつにも増して鬼気迫る様を窺わせていた。