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[試合後談話]2024.2.4

京都決戦! ユース世代の若さが爆発!

 日本ユース・スーパーウェルター級王座決定戦が4日、KBS京都ホールで開催された「To the Future vol.30」のメインイベントで行われ、日本同級9位の仲野玲(22=フュチュール)と佐々木る玖(21=KWORLD3)が空位の王座を争った。

 初代王者を目指し、初回から激戦を繰り広げた。
佐々木る玖(KWORLD3)が新王者!
 佐々木が2回に左フックでぐらつかせて、ペースを掌握。フィジカルの強さを活かし、グイグイと攻め立てた。受けに回ったサウスポー仲野は、5回に左ストレート、右ボディを好打し反撃。お互いにスタミナの消耗が激しく、タフな打ち合いが続く中、7回にスパートしたのは佐々木。上下に打ち分け攻勢をかけた。しかし、仲野も最終8回にギアを上げて挽回した。お互いの気持ちがぶつかり合う熱戦に、会場から盛大な拍手が送られた。
「初代王者は最高!」
 激戦を制してベルトを巻いた佐々木は「雑草(佐々木)がエリート(仲野)を食うところを見せることができた。8ラウンド殴り合うつもりで、どこかで倒せたらと思っていた。初代王者というのが最高! 謙虚で気持ちの良い仲野選手と楽しく打ち合うことができた。ここを勝つと負けるのでは全然違う。本当にうれしい」と喜びを爆発させた。

もっと上を目指す

 A級初戦で日本ランカーを撃破し、日本ランキング入り濃厚だ。今後の目標を聞かれた佐々木は「自分はユース王者でとどまる男じゃない。日本チャンピオンを目指します!」と言葉に力を込めた。
「もっと打ち返さないといけなかった」
 一方、5戦目で初黒星を喫した仲野は「佐々木選手の方が手数が多くて、気持ちが強かった。気持ちでは負けていなかったが、もっと打ち返さないといけなかった」と気丈に答えると、「また頑張ります!」と再出発を誓った。
穴口一輝さんを悼み、黙とうが捧げられた
 イベント開始前、一昨日23歳で亡くなった穴口一輝さん(享年23=真正)を悼み、1分間の黙とうが捧げられた。
採点表

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