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[試合後会見]2023.12.17

神戸の陣。衝撃KOに会場が揺れた!

 日本スーパーフェザー級タイトルマッチ、王者の原優奈(29=真正)対同級11位の向山太尊(25=ハッピーBOX)が17日、神戸ポートピアホテルで開催された「第9回 WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントで行われた。

 KO決着を予告した原と、タイトル初挑戦の向山。衝撃の結末に会場は騒然となった!
初回KO!
 中間距離で激しい主導権争いを繰り広げる中、原が右ストレートでグラつかせると、右をフォローしてダウンを演出。立ち上がったサウスポー向山に襲いかかると、連打から右で倒してレフェリーストップに持ち込んだ。
「プレッシャーを楽しんだ」
 圧巻のKO勝ちを飾った原は「(初防衛の)プレッシャーはあったが、自分しか味わえないものだと思い楽しんだ。向山選手は連敗していたが、変則タイプで相性は悪かった。ただ、これで克服することができた。どっちが当たってもおかしくない緊迫した展開。右ストレートを打つ前はゾーンに入った」と冷静に言葉を発した。
次戦はチャンピオンカーニバル
 次戦は、チャンピオンカーニバルで同級1位の奈良井翼(24=RK蒲田)を迎え撃つ。リング上でマイクを握った原は「楽しみな一戦。準備してけちょんけちょんにする」と、指名挑戦者撃破を宣言した。

 囲み取材では「奈良井選手を蹴落として、その次は大みそかの木村(木村吉光)vs坂(坂晃典)との勝者とやるのもいい。その時の状況を見ながら、会長に任せたい」と、OPBF東洋太平洋王座決定戦の勝者との王座統一戦を見据えた。
「上手くやられてしまった」
 一方、悔しい敗戦となった向山は「何もできずに終わってしまった。相手に合わせずに動こうとしたが、上手くやられてしまった」と、サバサバとした表情で試合を振り返った。
奈良井翼(RK蒲田)
 試合を観戦した奈良井は「チャンピオン、おめでとうございます。何かわかる前に終わってしまいましたね。上手いなぁと思いました。自分も負けるわけにはいかないので、良い試合ができるように頑張ります」と王座奪取を誓った。

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