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[海外試合結果]2023.12.10

WBOフェザー級王者ラミレスがー

 WBO(世界ボクシング機構)フェザー級王者ロベイシー・ラミレス(29=キューバ)が9日(日本時間10日)、米国・フロリダ州のチャールズ・F・ドッジ・シティセンターで、2度目の防衛戦を迎えた。挑戦者はプロデビュー以来、21戦全勝(18KO)の長身の強打者、WBO同級10位のラファエル・エスピノサ(20=メキシコ)。注目の試合は、衝撃の結末が待っていた。

ダウン応酬の末にエスピノサが判定で世界獲得
 序盤に攻め込んだのは、セコンドに帝拳ジムの田中繊大トレーナーが入った長身のエスピノサ。積極的に攻め込こみ先手を取った。しかし5回、サウスポーのラミレスは飛び込んで放った左フックでダウンを奪い、チャンピオンの貫禄を見せた。ふらつくエスピノサだったが、その後もインファイトを仕掛けて、クロスファイトの激戦に持ち込んだ。終盤に入ると、打ち合う場面が増えた。消耗戦となった最終回、長身ながらも長い腕を折り畳むようにして、アッパーやフックを打ち込むエスピノサが、連打でダウンを奪い返した。

 判定の結果、0-2(113-113,111-114,112-115)で、エスピノサが世界初載冠。年間最高アップセット候補となる試合で、全勝のメキシカン・ニュースターが誕生した。
先に倒したのはラミレス!
最終回に倒し返したのはエスピノサ
歓喜の輪に田中繊大トレーナー
メキシコのホープに注目!

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