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[試合後談話]2023.10.28

激アツ! 日中平和友好親善5対5マッチ!

 「G.O.A.T.MATCH vol.2 日中平和友好親善5対5プロボクシングマッチ」が28日、後楽園ホールで行われ、日本人ボクサーと中国人ボクサーによる熱戦が繰り広げられた。

 オープニングセレモニーでは国歌が演奏され、対抗戦の雰囲気を感じさせた。

 メインイベントでは、WBOアジアパシフィック・フェザー級13位の金子虎旦(25=帝拳)がフェザー級8回戦でツァイ・ファン(27=中国)と対戦した。
金子虎旦(帝拳)がTKO勝ち!
 サウスポー・ツァイが左ストレート、右フックで先制攻撃。金子は左ボディで対抗。2回、激しいパンチの応酬の中、金子がカウンターの左フックでダウンを奪うと、連打から左フックで倒した。3回、金子はジャブを軸にリズム感のある攻撃でダメージを与えると、6回に左ボディで動きを止めてパンチを畳みかけ、レフェリーストップに持ち込んだ。
メインイベンターの役目を果たした
 見事なKO勝ちを飾った金子は「思ったよりパンチがあったので、調子に乗らせないよう打ち合った。3回から下がりだしたのでジャブから攻めた。(勝負を決めた)左ボディもミット打ちで練習してたパンチで自然と出た。ダウン経験なしの相手を仕留めることができてうれしい」と納得の表情を浮かべた。

 中学2年からコンビを組む大和心トレーナーは「以前だったら熱くなっていたが、途中から修正して戦っていた。この1年で成長した」と愛弟子のパフォーマンスに目を細めた。

 4戦全勝(3KO)とした金子は「先を見過ぎずに、決まった試合をクリアしていきたい」と抱負を語った。
「最後はボディが効いた」
 一方、悔しい敗戦となったツァイは「相手は右のパンチが速かった。左ブローは我慢していたが、最後は効いてしまった」と唇を噛み締めた。
渡邉卓也(DANGAN)が40勝目
 セミファイナルでは、元WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の渡邉卓也(34=DANGAN)がライト級8回戦でリュウ・ウェイウェイ(中国)と拳を交えた。初回は、サウスポー・リュウが貫通力のある左ストレートをヒット。しかし、渡邉は冷静に対応すると、右ボディアッパー、左ボディを突き刺しペースを奪い、左のコンビネーションで最後まで攻め切った。
「チャンスがあれば海外でやりたい」
 今年6月に行われたOPBF東洋太平洋王座決定戦以来の再起戦を飾った渡邉は「相手はパンチ力があって体が強かった。ボディが効いているのがわかったが、打ちにくかった。相手のガードの死角からパンチを入れることができた」と振り返ると、「早く40勝したかったのでうれしい」と笑顔を見せた。

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