「夢」の王座を掴むのは!

　明後日6日、代々木競技場第二体育館で開催される「ワールドプレミアムボクシング The REAL」のセミファイナルで行われる予定であったWBC世界バンタム級挑戦者決定戦、同級2位クリスチャン・エスキベル(メキシコ)VS同級3位"Lightning"山中慎介(帝拳)の12回戦。
　4日に都内で行われた調印式で、マウリシオ・スレイマン副会長から「2週間前、WBC世界バンタム級王者ドネアがナルバエスと戦い勝利を収めた。そして試合後、ドネアは"バンタムではこれ以上ウェイトを作れない。戦うことはできない!"発言し、WBCも公式なコメントと受け止め、今回のエスキベルVS山中戦を挑戦者決定戦から"WBC世界バンタム級王者決定戦"になることを正式認定する」とアナウンスしたのであった!

　スレイマン副会長から"王座決定戦"とのコメントを受け山中慎介は「実は10分前に王者決定戦になったと聞かされ、今は非常に興奮している!この"緑のベルト"を巻くために僕はボクシングをやってきた。6日は必ず世界王者になります!」と鋭い視線を目の前に置かれたベルトに注ぐ。続けて試合展開を尋ねられ「打たせず打つ!を心掛け、中盤にKOしたい」と語り、最後に山中は「王座決定戦となったことで、身が引き締まる思いです。憧れのベルトを獲ります!世界王者は"夢"ですから」と"Lightning"は改めて決意を固めた!

　世界王座を争うことになったクリスチャン・エスキベルは「このチャンスに感謝している。楽しみであり、"夢"を実現させる戦いである。最高の形で勝利し、ベルトをメキシコに持って帰る!」と意気込み、試合展開に関しては「勝つことを常に意識したい。12ラウンドの中でチャンスがあればKOを狙う!」と何よりも"世界奪取"を最優先するとした。

　ノニト・ドネア(比)の"スーパーバンタム級転向発言"により、エスキベルVS山中の一戦は挑戦者決定戦から急遽、WBC世界バンタム級王者決定戦となった!

　"Lightning"山中慎介は、最大の武器となる左ストレートでエスキベルを打ち抜き、自身の"夢"を奪い獲ることができるのか…。

■WBC世界バンタム級王座決定12回戦
同級2位クリスチャン・エスキベル(メキシコ)VS同級3位・山中慎介(帝拳)
■日時:11月6日(日)
■開場:12時00分
　開始:13時00分
■会場:代々木競技場第二体育館