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[杭州アジア大会]2023.9.28

パリ五輪を狙う日本勢が奮闘!

 中国・杭州では第19回アジア競技大会が開催中で、28日のボクシング競技には田口綾華(自衛隊体育学校)、坪井智也(自衛隊体育学校)、岡澤セオン(INSPA)がトーナメントの予選試合に出場した。
開催地の中国・杭州
 既報のとおり、この大会は2024年パリ五輪の予選をかねており、階級によって準決勝進出か決勝進出か、そのハードルが異なる。日本代表では、鬼頭以外の女子選手は銅メダル以上、鬼頭と男子全員が銀メダル以上の結果が、五輪出場権獲得につながる。


[日本代表]
女子50kg級
並木月海(自衛隊体育学校)
女子54kg級
木下鈴花(クリエイティブサポート)
女子57kg級
吉澤颯希(日本体育大学)
女子60kg級
田口綾華(自衛隊体育学校)
女子66kg級
鬼頭茉衣(カネヨシ)
男子51kg級
坪井智也(自衛隊体育学校)
男子57kg級
原田周大(専修大学)
男子63.5kg級
秋山佑汰(自衛隊体育学校)
男子71kg級
岡澤セオン(INSPA)
男子80kg級
荒本一成(SEBE)
激闘を繰り広げた田口
 28日、田口綾華はツゥグスジャルガル・ノミンエデン(モンゴル)と対戦。両者が減点を被る激しい攻防の末、判定0-5で田口が敗れた。試合後の田口は「すごく悔しいが、腐らずに今後の準備をしていきたい」と、来月の全日本選手権で、世界予選の出場権を勝ち取る気持ちを維持した。
難敵攻略の坪井
 坪井智也は、世界的な強豪を近年破り続けているディーパック(インド)と対戦。難敵を相手に、徹底して打ち合いを遮るフットワークで、判定4-1の勝利を収めた。試合後の坪井は「踏み込むときに予想していたより頭が邪魔だったが、試合中にも修正できた。まだまだ強敵が多いので、集中力を維持して臨んでいきたい」とコメントした。
試合でつくったタンコブを見せる岡澤
 岡澤セオンは、昨年に自身を破っているザヤド・イーシャシュ(ヨルダン)と再戦。こちらも坪井と同様にフットワークで相手の前進をかく乱させ、判定4-1で勝利した。2021年の世界選手権では、坪井が先に勝って、岡澤が勝つという好循環で、2人そろって日本史上初優勝を果たしたが、試合後の岡澤は、今回もその好循環を思い出したように「坪井の流れを引き継げた」と語った。右目周りに傷をつくったが、問題ないとのこと。
 明日29日は、吉澤颯希と荒本一成が出場予定。

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