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[試合後会見]2023.9.22

日本スーパーフライ級王座戦! 劇的KO決着!

 日本スーパーフライ級タイトルマッチ、王者の高山涼深(26=ワタナベ)対同級1位の村地翼(26=駿河男児)の一戦が22日、後楽園ホールで開催された「DANGAN 260」のセミファイナルで行われた。

 高山が強打を爆発させて、初防衛に成功したのか、それとも村地が持ち前のテクニックで空転させたのか? 注目の一戦のゴングが鳴り響いた!

 初回、プレスをかけるサウスポーの高山に対して、挑戦者の村地がスピードを活かした攻撃を見せた。
高山涼深(ワタナベ)がTKO勝ち
 前半の劣勢を跳ね返した高山が、初防衛に成功した。序盤は、村地がリングを大きく使いながら、右ストレートをヒット。相手に的を絞らせず、上々のスタートを切った。3回、サウスポー高山はプレスをかけると、右フックでダウンを先取。4回、村地は右クロスで膝を揺らすと、5回も右ストレート、左フックを好打し、ポイントを加点した。前半終了時の公開採点は47-47×1、48-46×2で村地がリード。6回、プレスを強めた高山が左ボディストレートで体力を削ると、ダメージを重ねた村地はクリンチで逃れた。8回、ギアを上げた高山は連打でダウンを奪い、さらにパンチを畳みかけて3度目のダウンを演出。レフェリーストップに持ち込んだ。
「初防衛戦の重圧を感じた」
 苦しみながらV1に成功した高山は「動きが硬くなってしまい、思っていたよりハードな試合になってしまった。4ラウンドに効かされて、ヤバいと思った」と大粒の汗を拭いながら振り返ると、「試合前に見えないプレッシャーを感じて怖くなった。いつもと違う感じだった」と、初防衛戦ならではの重圧を感じていたようだ。

 それでも「谷口さん(谷口将隆)の『右ストレートをもらわないポジションと、足のフェイントをかけていこう』というアドバイスで、追い方を調整できた。ポイントは取られていたが、焦りはなかった」。
「強さを証明していく」
 次戦は、来年のチャンピオンカーニバルで指名挑戦者との防衛戦が濃厚だ。「強さを証明して、ジムの先輩を追い抜くような活躍を見せたい」と抱負を語った。
「ガードの上からでも効かされた」
 一方、「最高の舞台を最高の力で挑んで出し切った。悔いはない」と話したのは村地。「練習してきた右ストレートは当たったが、相手のパンチが強く圧力もあった。ガードの上からでも効かされて、蓄積というのを初めて感じた。途中採点で勝っていたが、切羽詰まっていて安心はできなかった」とチャンピオンの強さを認めた。

 「日本タイトルを獲って世界へいくという目標で挑んだ試合。結果にはつながらなかったが、ここまで最高の仲間たちとやってきて楽しかった。ジムの先輩たちに感謝したい」と語った。
採点表

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