HUBLOT × 井上尚弥チャリティイベント

　WBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(30=大橋)が21日、都内で開催された「HUBLOT × 井上尚弥チャリティイベント」で、参加した男女合わせて15人の子供達と有意義な時間を過ごした。

　この日は、チャンピオン自らミットをつけてボクシングレッスンを行い、子供達にジャブとワンツーの打ち方を伝授。「ジャブとワンツーを極めると、チャンピオンになれる」とボクシングの、"いろは"を教えた。

　チャリティーチャレンジでは、子供達と井上尚弥のパンチ力を測定。その合計が目標の1000kgを超えたため、ウブロより、一般財団法人UNITED SPORTS FOUNDATIONに200万円が寄付されることとなった。ちなみにモンスターは7割の力で右ストレートを打ち込んだが、124kgを計測した。

　ボクシングで体を動かした後は、トークショーも行われ、子供達からの質問にもモンスターが笑顔で答えた。「尊敬する人」という質問には、「父ですね。ボクシングではとうに越えてますが(笑)、 父親の壁は越えられないですね」と、感謝の気持ちを伝えた。

井上尚弥が戦ってみたいという相手は「井上尚弥」

　往年の選手を含めて、誰と戦ってみたいか、というファンタジーには、「井上尚弥」と即答。「どこが差になって勝ち負けにつながるのかを、よく考えます」。

　人気高級時計「HUBLOT」に因んだ「時間」に関する質問には、「トレーニングは、みんな2〜3時間するが、考えて取り組むことで、1年経てば差が出る」と、普段からの少しずつの積み上げの重要性を説いた。

　気になる今後の「挑戦」に関しては、12月に予定しているマーロン・タパレス(比)との4団体統一戦を挙げ、その先は、一つ階級を上げることも視野に入れていることを明かした。「自分の骨格や体格をオーバーしたところに挑んでいく」。