アンソニーとマグラモが激戦。

　日本のボクシングファンも注目したWBO世界フライ級5位のジーメル・マグラモ(28=比)とWBA世界ライトフライ級6位のアンソニー・オラスクアガ(24=米国)による51.2kg契約8回戦が18日、東京・有明アリーナで行われた。

　ボディの叩き合いの中からマグラモをロープに追い込んだアンソニーが、顔面に右ストレートを打ち込むと、ふらつきながら倒れそうになったマグラモを見て、レフェリーが試合を止めた。

　全試合終了後に会見が行われた。親友の中谷潤人(M・T)と会見の席についたアンソニーは「前回の拳四朗選手の試合以外では、キャリアで一番難しいハードな試合だった。前に来る選手だったが、勝つことが出来て本当に嬉しい」と笑顔を見せた。

　勝負を決めた瞬間に関して「倒した時のパンチは、自分にとってもサプライズなパンチ。ぐらついたので、お!っと思った」と素直に喜びを表現した。

　中谷と競演し、2人揃って勝利を挙げたことを喜んだアンソニー。「次戦は特に誰というよりは、自分が成長できるような、最終的にチャンピオンになるために必要な試合をしたい」と抱負を語った。