ルイス・グスマン! 自信たっぷり!

　メキシコ・バンタム級王者のルイス・グスマン(27=メキシコ)が13日、都内のジムで公開練習に臨んだ。

　9月18日(月・祝)、有明アリーナで開催される「Prime Video Presents Live Boxing 第5弾」のセミファイナルで、OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級8位の那須川天心(25=帝拳)と対戦するグスマンは、「ナスカワはスピードはあるが、キックボクシングとボクシングは違う。エクセレントな試合をして、私が勝つ」と自信を示した。

　試合の模様は、Prime Videoで午後6時から独占ライブ配信(那須川vsグスマン戦は午後8時予定)される。

　「家族を支えるために」と7歳でボクシングを始めたグスマンは、アマチュア150戦143勝7敗の成績を残し、2013年9月にプロデビュー。昨年5月にメキシコ国内タイトルを獲得した。

　那須川のことは、2018年大みそかに行われたフロイド・メイウェザー(米)とのエキシビションマッチを見て知っていたようだ。グスマンは「自分は完成されたボクサー。ナスカワより自分の方が上だ」とキッパリと言い切った。

　コンビを組むサミー・ベントゥーラトレーナーは「グスマンは力強い選手で、テクニックも優れている。当日は、グレートな試合をするだろう」と勝利に太鼓判を押した。ベントゥーラ氏は、現役時代に3度の来日しており、2001年3月には西岡利晃氏と対戦している。

　会見後は、シャドーボクシングの後、ミット打ちを1ラウンド披露。リズミカルな動きからショートパンチを叩き込んだ。その後は縄跳びを1ラウンド見せて終了した。

　グスマンの練習を見た粟生隆寛トレーナーは「(グスマンの映像は)1分しかなかったので、それを見ていたが、今日はコンパクトな連打を出したりと印象が違った。ミット打ちを見る限り、回転力はあるがパワーは感じなかった」と感想を語ると、「懐に入らせないし対処できる。初回は様子を見て、中盤くらいに仕留めて、良いアピールをしてほしい」と期待を寄せた。