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[試合後会見]2023.9.12

保田克也が韓国の新鋭とV1戦

 WBOアジアパシフィック・ライト級王者の保田克也(31=大橋)が、12日(火)に後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル104」のメインイベントで、同級3位のジュン・ミンホ(30=韓国)を迎えて初防衛戦に臨んだ。
大差判定勝ち
 序盤から、サウスポー保田が左カウンターを好打し、ペースを掌握。ジュンの右を浴びても、すぐさま左を返した。中盤に入っても保田は、集中力を切らさず、左ストレートで顔を弾きポイントを加点。カウンターを軸に、スピードとテクニックの差を見せた。
「次は倒したい」
 初防衛に成功した保田は「相手の右カウンターのタイミングが良くて、なかなか距離を掴めなかった。KO勝ちの目標は果たせなかったが、スタミナを切らすことなく戦うことができた。自信につながった」と冷静に試合を振り返った。

 それでもKO宣言を実行できなかったのは悔しいようで、「カウンターで効かせてから、パンチを畳みかけていきたい」と課題を挙げるのも忘れなかった。
「クールに戦ったが…」大橋秀行会長
 大橋秀行会長は「倒し切った方が良かったが、12ラウンド、クールに戦い切ったね」と及第点を与えた。しかし、「プロボクシングとして、KOできなかったとしても、もっと気持ちを見せないといけない」とさらなる成長に期待を込めた。
「力んでしまった」
 一方、タイトルを奪うことができなかったジュンは「アウェーなので、KOしようと力みすぎてしまった。(保田は)前の手の使い方が上手くて、やりにくかった」と淡々と答えた。
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