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[収録]2023.9.1

井上尚弥! タパレス戦に向けて切り替える!

 WBC(世界ボクシング評議会)・WBO(世界ボクシング機構)スーパーバンタム級新チャンピオンの井上尚弥(30=大橋)と井上真吾トレーナーが1日、都内で「井上尚弥出演! エキサイトマッチSP フルトンvs井上尚弥」のゲスト解説を務めた。

 収録後に取材に応じた井上は「試合が終わって1ヶ月が経った。次に向けて進むだけ」と年内に予定されているWBA(世界ボクシング協会)・IBF(国際ボクシング連盟)同級王者のマーロン・タパレス(31=比)との4団体統一戦に気持ちを切り替えていた。

【放送・配信日】9月4日(月)午後9時[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
「まだ伸びしろを感じる」
 「フルトン戦は5〜6回は見た」という井上は、「スーパーバンタム級の体の作り方に伸びしろを感じる」と、さらに強いモンスターを作り上げていく。「試合当日の体重が(リカバリーして)60.1kgだった。61.0kgで体の重さを感じずにできたら、一番強い状態ではないか。無理して61kgに戻すのではなく、ナチュラルに戻すことができれば」。
「思っていた以上に上手い」
 タパレスの試合は、2021年12月に行われたオーソドックスの勅使河原弘晶(三迫→引退)戦を見たようで、思っていた印象とは違っていたという。「もっとゴリゴリのファイターだと思っていた。柔軟性のある動きをする。上半身の使い方が上手くディフェンスも良い」と、タパレスのテクニックに注目し、「一発のパワーがある分、フルトンより怖さがあるかもしれない」と警戒した。

 それでも、「思っていたより良いボクサーなので、(試合をするのが)楽しみ」と強い相手とやればやるほど強さを発揮する井上らしいコメントを残した。
「Sバンタム級で戦いたいのは4人」
 タパレス戦の後は、元世界3階級制覇王者のジョンリエル・カシメロ(34=比)、元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(28=メキシコ)、そして前WBA・IBF世界同級王者のムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)の3人の元世界王者との対戦を希望した。
「33歳までにフェザー級に!」
 「この4選手をしっかりとクリアすれば、自信を持ってフェザー級にいけるのではないか」と、さらに上の階級についても触れた。「フェザー級寄りの体格のフルトンにあのような試合ができた。不安材料だった体格差は何も感じなかった。まだ自分の限界は、ここ(スーパーバンタム級)ではない。33歳までにはフェザー級に行ければ」と将来について語った。
4団体統一王者に向けて待ったなし!
 試合から1週間後には、ロードワークを開始し、2週間後にはジムワークを再開したモンスター。「交渉中だけれど、ほぼタパレスとの試合ということも踏まえて(タパレスを)イメージしている」。次戦の発表が待ち遠しい!

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