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[試合後談話]2023.8.24

鈴木稔弘がWBO-APランカーと激戦!

 鈴木稔弘(26=志成)が24日、後楽園ホールで開催された「Life Time Boxing Fights 16」スーパーフェザー級8回戦で、WBOアジアパシフィック同級1位のヴァージル・ビトール(26=比)と拳を交えた。

 4戦目でアジア地域王者(WBCシルバー、WBOオリエンタル)と対戦した鈴木は、初回からスリリングな攻防を繰り広げた。
鈴木稔弘(志成)が判定勝ち
 ビトールが強烈な左ボディ、右オーバーハンドを叩きつけて、積極的な攻撃。鈴木はガッチリとガードすると、左ボディを痛打。徹底的にボディを攻めて攻勢をかけた。5回、ビトールは逆ワンツーでダウンをゲット。立ちあがった鈴木にダメージは感じられず、このラウンドを終えた。6回、鈴木はジャブから立て直しを図ると、7回には左フックでグラつかせた。ボディ攻撃を受けたビトールだが、我慢強くパンチを返した。最後まで目の離せない打ち合いを見せて、試合終了のゴングを聞いた。ジャッジ2者の支持を得た鈴木が勝利した。
初めてのダウンにも冷静だった
 試合後、取材に応じた鈴木は「体が浮いたところにもらってしまった。効いてはいないが、しくじった」とダウンシーンを振り返ると、「泥臭くても勝ちに執着して、8ラウンド戦えたのは収穫だが、攻撃が単調になってしまった。内容としてはまだまだ」と、勝利にも努めて冷静だった。
Sフェザー級に鈴木稔弘あり!
 今回の勝利でWBOアジアパシフィックとOPBFランキング入りを確実とした。この階級(スーパーフェザー級)のOPBF王者は、同門の森武蔵(23)のため、ターゲットはWBO-AP王者の力石政法(29=緑)となる。

 「このままでは力石選手に勝てない」と話した鈴木だが、強さに磨きをかけて頂点を目指す。
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