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[試合後会見]2023.8.24

ヒヤリ…。木村吉光の再起戦!

 前WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者の木村吉光(27=志成)が24日、後楽園ホールで開催された「Life Time Boxing Fights 16」のメインイベントに出場。スーパーフェザー級8回戦で、ジャスティン・テソロ(24=比)と対戦した。

 今年1月以来の再起戦にリングに上がった木村のパフォーマンスに注目が集まった。
5回TKO勝ち
 2回にテソロの左フック、右オーバーハンドを浴びて、ダウン寸前のピンチに陥った木村だが、ガードでダメージを最小限に抑えると、ボディにパンチを集めて挽回。5回、木村は左ボディでダウンを奪うと、再び左ボディでダウンを追加。立ち上がったテソロに襲いかかり、連打から右ボディストレートでキャンバスに沈めた。
「試合を楽しめた」
 再起戦を飾った木村は「パンチは見えていたが、距離感を掴む前にパンチをもらってヤバいなと。ボディが効いているのがわかったので、途中から(ボディ攻めに)切り替えた。反省点はたくさんあるが、試合中に修正できたことが収穫。今日は、戦いながら楽しむことができた」と試合を振り返った。
野木丈司トレーナーも及第点を与えた
 野木丈司トレーナーは「ヒヤヒヤさせられたのは余計だったが、頭に血がのぼらずガードの修正など、少し思考が大人になったかな」と木村の成長に目を細めた。
27歳の誕生日を勝利で飾った
 「井上尚弥さんの距離感と、井岡さんのガードを融合させたスタイルが理想。世界を目指す上で精度を高めていきたい」と語った木村。「力石さんが世界を獲ったらリベンジしたい」と、一度敗れた力石政法(29=緑)への雪辱を誓った。

 昨日(23日)、27歳の誕生日を迎えた木村は「勝って良い誕生日を迎えることができた。大好きなチョコレートを解禁して食べたい」と満面の笑みを浮かべた。
「ボディが効いてしまった」
 一方、KO負けしたテソロは「相手のパンチが強いので、カウンターを警戒しながら戦った。最後は、ボディが効いてしまった」とうなだれた。

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