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前OPBF・WBO-APウェルター級王者の豊嶋亮太(27=帝拳)が1日、後楽園ホールで再起戦を迎えた。約半年ぶりのリングで対戦したのは、韓国国内2位のジェ・ファングク(30=韓国)。リングインから気持ちが伝わってきた。
試合が動いたのは4回、豊嶋は右ボディアッパーでジェを「くの字」にさせると、左フックをフォローしてダウンを奪った。勝負が決まったのは5回。豊嶋が連打から右ストレートで倒して、復帰戦を5ラウンド21秒TKO勝利で飾った。
試合後に控え室に戻った豊嶋は、「調子は悪くなかったけど、恐怖心が出てしまって慎重になった。前回初のKO負けで、過去は振り返らないようにしないといけないけど、試合が近づくにつれて怖くなってきました」と復帰戦を振り返った。その上で、「受けて返すをやってただけ。大味でしたね。(相手は)めちゃくちゃタフでした。ダイレクトのカウンターフックを3回もらっても倒れなかったんで」と、5回21秒TKOによる快勝にも反省の弁が口をついた。
注目が集まっているウェルター級を主戦場として、これまでアジアのトップ戦線に名を連ねてきただけに「地域タイトルに絡んでいきたい」と切り出すと、地域タイトル奪還を「再スタート」と位置付け、「同じ位置に戻って、勝ち続けて、発言権を伸ばしていきたい」と気持ちを込めた。
この日行われたミドル級の東日本新人王予選に、赤井英和氏の長男、赤井英五郎(28=帝拳)が登場。鈴木輝(26=金田)と対決した。試合は、赤井が初回から一気にラッシュをかけると、金田に左フックを返される場面もあったが、怯まず左右の連打を続けて、レフェリーストップを呼び込んだ。
注目を集める中、「1試合毎に強くなっているのは実感している。昨年負けたし、デビュー戦も負けたけど、レベルアップはしている。昨年11月に子供が生まれたが、ボクシングとプライベートは分けているので影響はないです。娘の名前は愛実(あみ)。好きな文庫本のキャラから貰いました」と記者の質問に答えた。
赤井は次戦、伊吹遼平(27=三迫)と東日本新人王準決勝で対戦する。