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[試合後談話]2023.6.25

福岡・春日市で熱戦!

 三松スポーツジム主催の「ドリームファイトシリーズ」が25日、福岡県春日市クローバープラザで行われ、全8試合で熱戦が繰り広げられた。

 メインイベント、スーパーバンタム級8回戦では、2021年度全日本スーパーバンタム級新人王の平野岬(26=三松スポーツ)と今村和寛(31=本田フィットネス)が対戦した。

 自主興行のメインイベンターを務めた平野と、連敗脱出を目指す今村が真っ向勝負した。
平野岬(三松スポーツ)が7連勝
 終始、アグレッシブな姿勢を見せた平野が勝利を掴んだ。序盤から平野が右ストレートで顔を弾き、ペースを掌握。サウスポー今村も左ストレートを叩き込むが、平野はワンツーから連打で、ジャッジに攻勢をアピール。終盤、追い上げた今村だったが、平野の試合運びの上手さが光った。
「地元で勝てて良かった」
 メインイベンターの役割を果たした平野は「最近は足を使ったスタイルだったが、アグレッシブなところも見せたかった。思っていた以上に相手が下がってくれた。以前、スパーリングで手を合わせた時はやられたので、勝てて良かった」と満面の笑みを浮かべた。

 「地元で良いところを見せることができてうれしい」。9戦目で初めて福岡県で試合をした平野。「これからもどんどん強い相手と戦っていきたい」と意気込んだ。

次回は12月10日(日)

 5年ぶりに開催された三松スポーツジム興行は、700人が詰めかけ声援を送った。次回は、12月10日(日)に同会場で予定されている。
「ここから這い上がる」
 一方、悔しい結果となった今村は「パンチを当てることができたが、ジャッジに評価されるパンチではなかったのだと思う。やりたいことはそこそこできたが、山場を作らないといけない。平野選手が強かった」と気丈に振る舞うと、「次は『勝って気持ちいいですね』とコメントしたい。また頑張ります」と再起を誓った。
端山征一郎(三松スポーツ)が初勝利!
 第5試合ミドル級4回戦では、端山征一郎(29=三松スポーツ)と山口起輝(24=本田フィットネス)が激突。2回にプレスを強めた端山が、右フックでダウンを演出。再開後、連打でダウンを奪うと、最後はパンチをまとめてフィニッシュした。
幼馴染の平野岬と勝利
 3戦目で初勝利を挙げた端山は「負けたら地元を歩けない。背水の陣で臨んだ」と言うと、「最初は狙いすぎて手が出なかったが、2回からリラックスして戦うことができた。勝ててホッとした」と喜びに浸った。

 この日、メインイベントに出場した平野とは幼馴染で、これまでお互いに切磋琢磨してきた。「岬(平野)につなげることができて良かった」と笑顔を見せると、控室に戻ってきた平野と拳を突き合わせた。

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