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[試合後談話]2023.6.18

初メインの佐野遥夢が魅せた!

 2022年度全日本スーパーフライ級新人王の佐野遥夢(20=LUSH)が18日、刈谷市あいおいホールで開催された「FOREVER CHALLENGE」のメインイベントに出場。スーパーフライ級6回戦でロメオ・テノリオ(25=比国)と対戦した。

 初のメインイベンターを務めた佐野のパフォーマンスに注目が集まった。
圧勝!
 初回から、佐野が鋭いジャブで距離とタイミングを図ると、2回に左ボディを突き刺し、ダウンをゲット。テノリオに10カウントを聞かせた。佐野が見事なワンパンチKO勝ちで、格の違いを見せつけた。
「ユース王座を狙う」
 試合後、取材に応じた佐野は「突き上げるフックを狙っていたが、左ボディで倒せるとは思わなかった。手応えはあったが、立ち上がってくると思った」とKOシーンを振り返ると、「初めてのメインイベンターでプレッシャ―はあったが、それを打ち破って次につながる勝利だった」と笑顔を見せた。

 次戦は、10月22日(日)に地元・静岡県での自主興行に出場予定だ。リング上でマイクを向けられた佐野は「ボクシングで静岡県を盛り上げたい」と抱負を語った。
左:武藤涼太(松田)がKO勝ち!
 第5試合、中日本スーパーバンタム級4回戦では、武藤涼太(18=松田)と高橋梨久(18=トコナメ)が激突。サウスポー同士による一戦は、武藤が左ストレートでガクッと腰を沈めさせると、追撃の左でダウンを先取。2回、的確なコンビネーションで、レフェリーストップに持ち込んだ。
武藤涼太(松田)に注目!
 2戦目で初勝利を挙げた武藤は「フィジカルトレーニングをした成果が出た。勝って当たり前だと思ってやらないといけない」と淡々と振り返った。

 アマチュア29戦19勝10敗、高校選抜3位、インターハイベスト8の成績を残し、プロに転向した武藤だが、デビュー戦は引き分けだった。「アマチュアで経験を重ねて試合慣れはしていたが、プロのリングは違うと教えてもらった」。

8月20日(日)に決勝戦

 武藤は「勝つのは前提で、練習してきたことをいかに本番で出せるかが大事」と、8月20日(日)に行われる中日本新人王決勝戦に向けて気を引き締めていた。
三津山立直初代会長 追悼式
 メインイベント前には、今年6月に76歳で亡くなった三津山立直、初代三津山ジム会長の追悼セレモニーが行われた。

 三津山氏は、1964年から1975年で52戦し、1974年7月には日本ウェルター級王座に挑戦。引退後は1976年にジムを開き、日本チャンピオンを輩出した。三津山氏を偲び、10カウントゴングが打ち鳴らされた。

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