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[記者会見]2023.5.11

堤駿斗がABEMAスポンサー契約!

 志成ボクシングジムは11日、都内のジムで記者会見を開き、OPBF東洋太平洋フェザー級3位の堤駿斗(23=志成)がABEMAスポンサー契約を締結したことを発表した。

 堤は、5月31日(水)、後楽園ホールで開催される「Life Time Boxing 14」のメインイベントにおいて、同級4位のジョー・サンティシマ(26=比)と空位の王座を争う。
「より多くの人に見てもらいたい」
 ABEMAがボクサーとスポンサー契約を締結したのは、これが初めてだという。会見に臨んだ堤は「まだ2戦しかしていないにも関わらず、このような契約をしてくださって光栄です。より気が引き締まった」と喜ぶと、「世界チャンピオンになるまでの過程を、より多くの人に見てほしい。次戦は、期待に応えるような試合を見せたい」と意気込んだ。
ラスベガス合宿を敢行
 この試合に向けて、米国ラスベガスで1ヶ月間のスパーリング合宿を敢行。世界ランカーを中心に、60ラウンドのスパーリングを消化した。「向こうのスパーリングでは、思い通りにいかない時もあったので、そこでどう改善していくか考えるようになった。レベルアップするための課題も見つかった」と収穫を口にした。
同世代のライバルに刺激を受けた
 幼少から中学1年まで同じ道場に通っていた那須川天心(24=帝拳)が、プロデビュー戦を勝利で飾った。ラスベガス滞在中に、ライブ配信で試合を見た堤は「これくらいできるとは思っていたが、プロボクシングのリングでの落ち着きや慣れがすごかった」と、那須川のポテンシャルの高さにあらためて感心したようだ。

 さらに高校と大学でしのぎを削った松本圭佑(23=大橋)が、日本フェザー級新チャンピオンに輝いた。「合宿も一緒にして(2月末に鹿児島県徳之島でフィジカル強化合宿)圭佑を応援していたが、しっかりと完封して地力がついたなと思った。自分にとって強力なライバル」とフェザー級の宿敵に刺激を受けた。
勝てば3戦目でのタイトル奪取
 勝てば、国内最速の3戦目での地域タイトル獲得だ。「自分は一発で倒すタイプではない。前半から中盤にかけて、どう崩してフィニッシュにつなげていくかを考えながら戦う」と、堤駿斗のスタイルで元世界ランカーを撃破する。
「いつか井上尚弥選手と戦いたい」
 世界王者は通過点で、堤には最終目標がある。「名前を出すのもおこがましいが」と前置きした上で、「いずれ井上尚弥選手とやりたい。自分がフェザー級で世界チャンピオンになって、対戦できる立ち位置までいきたい」と言葉に力を込めた。

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