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[試合後会見]2023.5.9

スーパーフライ級! 白熱のシーソーゲーム!

 日本スーパーフライ級3位の村地翼(26=駿河男児)が9日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル100&ふじの国PROFESSIONAL BOXING3」のメインイベントに出場。53.0kg契約8回戦で近藤冬真(26=蟹江)と対戦した。

 WBOアジアパシフィック王座を返上した村地と、ランカーに挑んだ近藤が真っ向勝負した。
村地翼(駿河男児)が勝利
 初回は、村地が右オーバーハンドを叩きつけて先制攻撃。近藤はガードを固めてプレスをかけた。一進一退の攻防が続く中、村地がジャブを飛ばしながらスピードを活かした攻撃で、見栄えの良さをアピール。中盤のポイントを押さえた。最終8回、近藤は右クロスで腰を沈めさせたが、村地はクリンチで攻撃を遮断した。
「次は日本タイトルに挑戦したい」
 熱戦を制した村地は「前の手と足で捌けるかと思ったが、予想以上にプレスが強くて疲れてしまった。相手が強かったが、勝って次につなげることができた」と安堵の表情を浮かべた。

 6月13日(火)に同級1位の川浦龍生(29=三迫)と同級2位の高山涼深(26=ワタナベ)の間で日本スーパーフライ級王座決定戦が行われる。その勝者に挑むことが濃厚だ。村地は「どっちが勝ってもサウスポーなので、すぐに対策を始める」とベルト獲得に目を向けた。
高橋智明トレーナーと頂点を目指す
 コンビを組む高橋智明氏は、かつてワタナベジムで河野公平や船井龍一をチャンピオンに育て上げた名トレーナーだ。村地は「河野さんも船井さんも持っていた日本スーパーフライ級のベルトを、自分も獲る!」と言葉に力を込めた。

 高橋トレーナーは「次はタイトルマッチなので、泥臭い内容でも勝てて良かった」と語った。
「相手に上手くやられた」
 一方、追い上げを見せたが涙を飲んだ近藤は「もっと早く右クロスを決めたかったが…。殴り合いでは負けていないが、相手に上手くやられた」と唇を噛んだ。

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