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[試合後談話]2023.4.15

岩佐亮佑が韓国でラストマッチ!

 元IBF(国際ボクシング連盟)スーパーバンタム級王者の岩佐亮佑(33=セレス)が14日、韓国・仁川パラダイスシティで開催された「Treasure Boxing Promotion 第2回大会」のセミファイナルに出場。アマチュア元全米王者のジャフェスリー・ラミド(23=米)と、フェザー級8回戦で対戦した。

 「勝っても負けても、この試合を一区切りにする」と語った岩佐は、有終の美を飾ることはできたのかーー。
ラミド(米国)が判定勝ち
 ラミドがスピードとテクニックを発揮した。サウスポーのラミドが出入りを活かしたボクシングで、ペースを掌握。打っては離れてを徹底して、ポイントをリード。ボディにパンチを集めて動きを止めたい岩佐だが、ラミドは機動力と多彩なコンビネーションで、勝利のゴールテープを切った。
「最後まで集中して戦えた」
 元世界王者に完勝したラミドは「(岩佐選手は)すごく経験のある選手だが、自分の方がスピードがあるのはわかっていたので、最後まで集中力を切らさずに戦うことを心掛けた。5ラウンドに一発良いパンチをもらったが、立て直すことができた」と、冷静に試合を振り返った。
「チャンスがあればSバンタム級でも」
 この日の勝利で、世界ランキング入りが濃厚なラミドは「岩佐選手は、タパレス(マーロン・タパレス)に勝っている。その岩佐選手に勝ったので、自分の力を証明できたと思う。チャンスがあれば、スーパーバンタム級でもやりたい」と拳を握りしめた。
「相手が上手かった」
 一方、試合を終えた岩佐は「(ラミド)は体の位置やポジショニングが上手くて、徹底してポイントアウトしてきた。戦っている最中は『どう入ろうか、なかなか入れないな』と。何もできなかった」と振り返ると、「やり切りました。引退します」と、グローブを吊るす意向を示した。

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