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[試合後談話]2023.4.15

竹迫司登が韓国で世界4位にアタック!

 OPBF東洋太平洋ミドル級王者の竹迫司登(31=ワールドスポーツ)が15日、韓国・仁川パラダイスシティで開催された「Treasure Boxing Promotion 第2回大会」のメインイベントに出場。WBO(世界ボクシング機構)インターナショナル同級王者で、WBO世界同級4位のメイリン・ヌルスルタン(29=カザフスタン)に挑戦した。

 前日計量で「勝って実力を証明する」と決意を口にした竹迫は、序盤から積極的に攻めた。
ヌルスルタンがKO勝ち
 ヌルスルタンが竹迫の強打を耐え抜き、最後は仕留めた。序盤から竹迫が右フックを叩きつけると、右ボディを好打。ヌルスルタンもカウンターの左フックで応戦。3回、相手の右アッパーからの連打を浴びて、守勢を強いられた竹迫だが、気持ちを強く持って、右ボディを打ち続けた。次第にヌルスルタン陣営も焦ってきたようだ。消耗戦が続く中、ヌルスルタンは8回に右カウンターでグラつかせると、パンチをまとめてダウンを演出。レフェリーは、ノーカウントで試合をストップした。
最後まで勇敢に戦った
 最後まで果敢に攻めた竹迫に対し、試合後会場から惜しみない拍手が送られた。竹迫はダメージが深く、救急車で運ばれたため会見は中止。意識ははっきりしているという。

 その後、所属ジムによると、鼓膜が破れたので念のため病院に連れていったようで、体調には問題ないという。
「相手はタフで良い選手だった」
 激戦を制したヌルスルタンは「相手のパワーを感じたが、200%の準備をしてきたので、勝つことができた。とても良い気分だ」と、試合前のピリピリした雰囲気とは違って上機嫌だった。

 竹迫のボディ攻撃に苦しい表情を浮かべたが「ハードパンチャーなので少し効いたが、それほどダメージはなかった」と強気に言うと、「カウンターを返していく作戦が上手くいった」とKO勝ちに胸を張った。
「今年中に世界挑戦したい」
 「レベルアップして、今年中には世界挑戦したい」と抱負を語ったヌルスルタン。「(竹迫は)タフなファイターだった。対戦してくれて感謝している」と死闘を繰り広げた拳友に感謝の気持ちを言葉にした。
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