3150 FIGHTでVTSビデオ判定システム導入!

　「3150 FIGHT」の亀田興毅ファウンダーとJBC(日本ボクシングコミッション)の特命担当事務局長が13日、都内で会見を開き、今月16日(日)に開催されるIBFとWBCの暫定王者決定戦で、VTS(ビデオ・テスティング・システム)を導入することを発表した。会見には、IBFの暫定王者決定戦で立会人を務めるベン・キエルティ氏も同席し、今回の新たな取り組みを歓迎した。

　試合を独占ライブ配信するABEMAの協力で実現されることとなった今回のVTSは、試合の様子を5台のカメラで撮影し、リング下に設置されたモニターを3名のパネルが確認する。パネルは、安河内氏、JBCの試合役員1名、IBFとWBCのそれぞれの試合の立会人の計3名が務める。

　試合中にレフェリーが「VTS」で再確認したいと判断した場合のみ、レフェリーが試合を一旦ストップし、3名のパネルが映像を確認する。3名全員の意見が合致した場合のみ、レフェリーの最初の判断を覆すことができる。例えば、「偶然のバッティング」により、一方の選手が負傷し、試合継続は不可能と判断したレフェリーが、VTSでの再確認を要請し、パネル3名全員が「有効打」による負傷と同じ意見だった場合、負傷の原因が「偶然のバッティング」から「有効打」に変更される。