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大鵬ジム主催「第72回CHAMPION'S ROAD」が9日、大阪・天満橋エルおおさか2Fエル・シアターで開催された。メインイベントのスーパーフェザー級8回戦では、日本同級14位の大里登(27=大鵬)が濱口大樹(27=ワタナベ)と拳を交えた。
昨年12月以来の再起戦となる大里が復活の狼煙を挙げたのか? 敵地に乗り込んだ濱口が勝利を掴んだのか? 再起に成功したのはーー。
大里はリングを大きく使い、上下のパンチから打ち下ろしの右ストレートで膝を揺らすと、2回に打ち下ろしの右ストレートで効かせると、ワンツーでダウンを演出。再開後、一気に攻め込み、レフェリーストップに持ち込んだ。
約2年ぶりの勝利を収めた大里は「連敗を止めることができて、本当にうれしい」と喜びを隠さなかった。
前回の敗戦後「下がるスタイルがポイントに繋がらず、これまで結果が出ていないので、今回は前に出るボクシングを徹底した」と言うと、「相手のパンチはまともにもらっていないが、当たったら倒されると思って集中していた」と振り返った。
「右ストレートは当たっていた」
「右ストレートは、初回からほぼ当たっていて良い感触があった」。「良い右ストレートで効かせてまとめに行ったが、ラウンド終盤だったので『早くレフェリー止めてくれ!』と思いながら、必死でラッシュした。ストップに持ち込めて良かった」と安堵の思いを口にした。
家族からは「もう今回は試合に出ないで欲しい」と言われたが、「やり残したことがある。負けたら最後の思いでリングに上がった」。
「今日の勝利は格別ですね。ボクシングってやっぱり最高っすね!」と満面の笑みで語った。
初の関西遠征を終えた濱口は「相手は日本ランカーだけあって、まとめ方が上手かった。もっと前に詰めたかったが、距離の遠さに戸惑ってしまった」と反省の弁を口にした。
試合前のスパーリングや当日のミット打ちでは、パンチのキレもあり「いい感じでイケる」と思ったが、「緊張感からか、いつもより上体も起きてパンチをもらってしまい、なかなか上手くいかなかった」とサバサバとした表情で語った。