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[電話取材]2023.4.4

シャクールと拳を交えた日本人が強さを語る

 「NEXTメイウェザー」の呼び声が高い、元世界2階級制覇王者のシャクール・スティーブンソン(25=米)とかつてスパーリングで拳を交えた日本人ボクサーがいる。

 リオデジャネイロ五輪バンタム級代表の森坂嵐氏(26)は、シャクールと2016年のリオ五輪直前に現地でスパーリング、さらに2019年に日本代表選手団で米国合宿に行った際、マスボクシングをしたという。当時、シャクールはバンタム級(アマチュアでは56Kg)で、森坂氏と同じ階級だったことからスパーリングが実現した。

 吉野修一郎(31=三迫)とシャクールによるWBC世界ライト級挑戦者決定戦まで残り5日。森坂氏にシャクールの強さを語ってもらった。
森坂嵐氏
 シャクールは、森坂氏が中学生の時に世界ジュニア選手権で金メダルを獲得しており、名前は知っていたという。オリンピックでは勝ち進めば準決勝で、対戦する予定だった。(シャクールは銀メダルを獲得)

日本人ボクサーにはないタイミングで打ってくる

 森坂氏は「リング上で対峙して一番最初に感じたのは距離がめちゃくちゃ遠いなと。モーションがないというか、日本人選手には持っていないタイミングで打ってくるので、気がついたらパンチが目の前にある、避けられないみたいな感じだった。日本人のサウスポーとは違うやりにくさがあった」と話すと、「自分は井上尚弥選手(大橋)ともスパーリングをしたことがあるが、(井上選手とは)種類が違う強さを感じた」と説明した。
「芯に当てさせてくれない」
 2019年に拳を合わせた時、シャクールはすでにプロ入りしており、試合直前だった。「リオの時は、何発かパンチを当てることができたが、米国でやった時は、何もできなかった。ディフェンスが上手くなっていて、完璧にシャットアウトされた。芯で当てることができなかった」と進化を感じたという。

ズシン!と重いパンチがぴょんぴょん飛んでくる

 シャクールは、19戦全勝(9KO)とパンチャーのイメージはないが、森坂氏はこれを否定した。「意外とパンチ力があった。軽く打っているようなパンチでも、体重が乗っていて、ズシンというパンチがぴょんぴょん飛んでくる感じ。手で受けても弾かれた」。
「耐久力もある」
 さらにリオでは、シャクールとライトウェルター級(64Kg)の選手がスパーリングをしていたのを見たという。「バチバチの打ち合いで、パンチをもらっていたが、打ち返してきたので、それなりの耐久力もあるのかなと思う」。
吉野修一郎に体格面でのアドバンテージあり!
 シャクールと世界挑戦者決定戦で拳を交える吉野修一郎(31=三迫)は、東京農業大学ボクシングの先輩だ。学年は被っていないため、交流はほとんどないが、「吉野先輩とシャクールの一戦が決まったと聞いて興奮した。相手のペースで戦ったら、ズルズル行ってしまうので、どれだけ進められるか。吉野先輩がプロになってからの試合は、あまり見ていないから展開は読めない」と予想はしなかったが、「(シャクールは)米国の試合前でもハーフパンツで、練習終わりにバスケをしているくらいだったので、あまり減量をしている感じではなかった」

 「体格面では、吉野先輩の方がアドバンテージはある。しかし、(シャクールは)そこを補うテクニックを持っている。日本のボクシングファン皆が楽しみな試合」と決戦を心待ちにしていた。
「楽しみな一戦」
 現在はボクシングを引退して、不動産会社に勤務するかたわら、週に1回ペースで世田谷オークラジムでトレーニングをしながら、プロ選手にアドバイスを送っているという。森坂氏にとっても、この一戦は思入れのある試合になりそうだ。

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