最強後楽園、三賞決定!

　今年も数々のドラマを生んだ日本タイトル挑戦権獲得トーナメント・最強後楽園。激闘を勝ち抜いた選手達による決勝が15日、"聖地"後楽園ホールで開催された。
　ライトフライ級・スーパーフライ級・スーパーバンタム級・スーパーフェザー級・スーパーライト級の5階級で争われた決勝戦終了後、今大会の三賞が発表された。
　表彰式終了後、最強後楽園三賞受賞者が、ボクシングモバイルに優勝の喜びと、チャンピオンカーニバルに懸ける意気込みを語った。

敢闘賞:Sフェザー級優勝
金子 大樹(横浜光)
■完勝の試合内容でしたが。
金子　松崎選手の被せるような右フックに注意していた。それだけが要注意のパンチだと思っていたので。この右フックに左フックを合わせる練習をしていました。練習通りのパンチが出せて良かった(笑)。

■来年のチャンピオンカーニバルに向け意気込みを!
金子　もちろん僕が勝つつもりだし、タイトルを獲りますよ!岡田選手は僕とスタイルが大分違うので、これから石井会長と攻略方法を考えます。でも体格的に僕の方が有利なので、そこの部分を活かしたボクシングでチャンピオンになります!

■ファンにメッセージを!
金子　僕の故郷である愛知から多くの人達が応援にきてくれて、本当に嬉しいです。そして横浜で誕生した応援団、感謝しています。ありがとうございました!

技能賞:Sバンタム級優勝
石本 康隆(帝拳)
■優勝おめでとうございます。
石本　この優勝フラッグを手にして、やっと実感が沸いてきました。最優秀賞が欲しかったですが…。倒さないと駄目ですね(笑)。試合内容的には、練習してきたことが出せた。少しは進歩したと思っています。

■来年のチャンピオンカーニバルに向け意気込みを!
石本　このままでは、まだまだ芹江選手に勝てない。ボクサーとして、僕がどれだけ上積みを重ねることができるかがポイントになる。直ぐに練習を再開し、チャンピオンになれるよう頑張ります!チャンスを掴みます。

■ファンにメッセージを。
石本　僕が優勝できたのは、応援してくれた皆さんのお陰です。これからも応援してくれる人達と一緒にチャンピオンになりたいと思います!

MVP:Sライト級優勝
岩渕 真也(草加有沢)
■優勝、そして最優秀獲得、いまの気持ちは?
岩渕　最強後楽園に優勝しましたが、ここで浮かれてはいられない。あくまでも僕の目標は日本タイトルを獲ること。この目標に向け、僕は練習を続けていくだけです!

■来年のチャンピオンカーニバルに向け意気込みを!
岩渕　スーパーライト級の日本王者が和宇慶選手に変わったばかり。だけど僕は王者が誰であろうと関係ない。チャンピオンカーニバルは、勝つことにこだわって戦いたいと思います。

■ファンにメッセージを。
岩渕　これからも一生懸命練習に励み、最高に面白い試合をします。そして岩渕信也が、日本スーパーライト級を盛り上げてみせます!応援宜しくお願いします。

　ライトフライ級は、日本同級1位・田口良一(ワタナベ)が、右ストレートで日本同級2位・木村悠(帝拳)の左目上を切り裂き試合続行不可能に追い込み優勝を奪い獲った。
　スーパーフライ級は、互いの頭が当たる場面が多くなる展開から、日本同級2位・翁長吾央(大橋)が左側頭部を偶バツでカット。4回途中で試合はストップとなり、公式結果はドロー。優勢点で日本同級5位・帝理木下(千里馬神戸)が上回り勝者扱いとなった。
　はたして来年のチャンピオンカーニバルで、何人の優勝者が日本王者を打ち破り、その腰に"最強の証"を巻くことができるのか…。