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[前日計量]2023.2.24

亀田和毅がフィニッシュブローを予告

 WBA(世界ボクシング協会)スーパーバンタム級2位の亀田和毅(31=TMK)が24日、大阪市内のジムで前日計量に臨んだ。亀田は、明日(25日)に大阪ATCホールで開催される「牛カツ京都 勝牛PresentsTMK BOXING GYM.1」のメインイベント、56.0kg契約10回戦で、WBA世界同級13位のルイス・カスティージョ(26=メキシコ)と対戦する。

 試合の模様は、動画配信サービス「U-NEXT」で全試合ライブ配信される。

 計量後に囲み取材に応じた亀田は「最後は右ストレートで倒す」とKO宣言した。
「進化した姿を見せる」
 先に秤に乗った亀田は、契約体重ちょうどの56.0kgでクリアした。「前回がフェザー級で、そこから1.1s落としたので減量はきつかった。最後の1週間は、ほとんど寝れなかった」と話したが、「今朝、リミットの200gアンダーだったので、しっかりと落とすことができた」と万全のコンディションをアピール。「ここからリカバリーしていく」と気を緩めずに最後の仕上げに入る。

 この試合に向けて、WBC・WBO世界バンタム級1位のジェイソン・モロニー(32=豪)を招聘し、3週間のスパーリングを敢行。世界トップ選手との練習で手応えを感じたようだ。

攻撃的なスタイルを見せる

 「自分の武器であるスピード、ステップワークに加えて、倒すところを皆さんに見せたい。アウトボクシングだけではなく、攻めるスタイルを見せる」と進化を約束した。
スーパーバンタム級で存在感を示す
 バンタム級4団体統一を成し遂げた井上尚弥(29=大橋)が転級し、キックボクシングから転向した那須川天心(24=帝拳)もスーパーバンタム級でデビュー戦を迎える。亀田は「(スーパーバンタム級が)熱い階級になってきた。さらに気合いが入る」と言葉に力を込めた。

 金平桂一郎会長によると、4月8日(日本時間9日)に米国サンアントニオで開催されるIBF(国際ボクシング連盟)・WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、ムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)対マーロン・タパレス(30=比)を現地観戦することを明かした。

4月8日のアフマダリエフvsタパレスを現地観戦

 金平会長は「(和毅は)WBA指名挑戦権を持っているので、権利を行使して勝者に挑戦する交渉をしていく。日本での開催を目指す。今回が最後の世界前哨戦になる」と語った。
「勝って世界まで突き進む」
 一方のカスティージョは、100gアンダーの55.9sでパスした。トレーナーを通じて取材に応じたカスティージョは「亀田はリングでよく動き周り、スピードがある強い選手」と印象を語ると、「距離を縮めて相手を追い込む。今回の試合を勝って、トランポリンのように一気に上まで跳ね上がりたい」と、世界上位ランカーの亀田を撃破するつもりだ。

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