ディアマンテジムが堺市長に勝利報告

　ディアマンテジムに所属する、WBO女子アジアパシフィックミニマム級王者の吉川梨優那(21)、2022年度全日本フライ級新人王の二階堂迅(21)、全日本スーパーバンタム級新人王の安村綺麗(23)らが7日、大阪府堺市役所を訪れて、永藤英機市長(46)にタイトル獲得を報告した。

吉川梨優那コメント
　「前回の試合は、初めての外国人、初めてのサウスポー、初めての8回戦と"初物尽くし"だったので、とても不安でしたが、無事ベルトを獲ることが出来て良かったです。今後は、このベルトをしっかり守り抜いて、ランキングを上げて世界チャンピオンを目指します。また、今の世界チャンピオンが奈々会長(野上奈々会長)から王座を奪った選手なので、是非、彼女から王座を"返して"もらいたいと思います」

二階堂迅コメント
　「昨年の4月から12月まで、コンスタントに試合があり、また、強い相手がたくさんエントリーしていたので、精神的にも肉体にもキツかったですが、何とか乗り越えることが出来、初めてのBIGタイトルを獲得することが出来て、ホッとしています。今年の目標は、6回戦をクリアして、ユースタイトルに挑戦出来るように頑張ります」

安村綺麗コメント
　「連戦続きで、しかもスタートが6月と遅かった分、1ヶ月間隔での試合が続いて、常に気が抜けない状態だったので、疲れたというのが正直な感想です。しかし、初めてのタイトルを獲ることが出来て、またボクシングを頑張ろうという気持ちになりました。今年は24歳になる年なので、何とかその前にユースタイトルに挑戦したいです。そして、チャンピオンになります」

野上奈々会長コメント
　「ジム創設後、初めてのチャンピオン(全日本新人王)ですし、初の女性チャンピオンのジムでもありますので、何かと『初の』が付くので、みんなにはそのモチベーションを持って頑張ってもらって来ました。梨優那には、私が獲られた相手がまだベルトを持っていますから、是非そのベルトを取り戻してもらいたい。綺麗と迅に関しては、男子のタイトル挑戦はとても厳しいこともわかっていますので、これからしっかり育てていきたい。彼らのこれからの頑張りがジムも大きくしますので、一緒に大きく成長していきたいです」

野上真司オーナー
　「堺市には、井岡一翔チャンピオンをはじめ、強い選手がたくさんいます。その中で堺市所在のジムから出た初めてのチャンピオンがウチの会長ですので、堺市のジムから奈々会長に続く、強いチャンピオンを出すのが我々の使命。一緒にしっかり頑張っていきます。また、堺市のスポーツ推進に努め、これまで同様に子供や一般の方が楽しめるスパーリング大会の開催や、スポーツ教室等の開催へのサポートにも協力することを約束させていただきました」