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[引退]2023.1.5

元日本王者の粉川拓也が引退

 第53代・55代日本フライ級・第31代OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者の粉川拓也(37=角海老宝石)が、大晦日に自身のSNSで引退を発表した。

 2005年6月にデビューした粉川は、豊富な手数と闘志あふれるファイトで、ファンを魅了した人気ボクサーで、2度にわたり世界挑戦した。昨年11月の青山功(セレス)がラストファイトとなった。

生涯戦績41戦32勝(14KO)8敗1分
17年半のキャリアに幕を下ろした
 電話取材に応じた粉川は「昔のような、がむしゃらな気持ちがなくなっているのに気がついた。こんな中途半端な気持ちでは、もう一度チャンピオンにしてくれようとした洪東植トレーナーにも申し訳ないし、応援してくれる人は、頑張っている姿を見に来てくれた。このまま続けるのは違うと思った」と、グローブを吊るす理由を明かした。
2013年2月の池原繁尊戦
 これまで41戦してきた中でのベストバウトを聞かれた粉川は、2013年2月に行われた池原繁尊(横浜光→引退)との日本フライ級王座3度目の防衛戦を挙げた。「試合の1ヶ月前に父を亡くして、気持ちが沈んでいたが、『絶対に負けられない』という気持ちで戦った。最初にダウンしたが、見ていた人から聞いた話によると、姉が『天国でお父さんが見ているよ!』と言ったのと同時に、パンチが当たって倒したと。全試合思い出深いが、印象に残ったのはこの試合ですね」。
「愛されたことが誇り」
 プロ叩き上げで41戦してきた。「周りの支えがあったからこそ、ここまで続けてくることができた。ボクサーとして、こんなに愛されるとは思っていなかったので、本当に感謝している。これが何よりの誇り。応援してもらったことは一生忘れません。ボクシングをやってきて本当に良かった」。

宮田ジムと角海老宝石ジムに感謝している

 「宮田ジムにいたからこそ、プロボクサーになれたし、角海老宝石に移籍してもう一度ボクシングが好きになって、楽しくできた。2つのジムには感謝しかない。ボクシングは自分の人生を変えてくれたスポーツ」と感謝の気持ちを言葉にした。
「いつかボクシングを教えたい」
 今は、建築業で生計を立てているが「いつかジムを開きたい気持ちもある。ボクシングを通じて学んだことや、人に対する感謝の気持ちを伝えていきたい」とボクシングに携わっていきたいという。
お疲れさまでした。
 2016年から粉川を取材してきた。練習は、いつも鬼気迫る表情で自らを追い込んでおり『これがトップボクサーか』と心を打たれたのを覚えている。コロナ感染拡大の影響を受けて直接取材ができなくなり、電話取材する機会が増えた。インタビュー後にプライベートな話で1時間以上話し込んだことも思い出深い。

 真っすぐで、ボクシングに真摯な姿勢で取り組んできた粉川。次のステージでも必ず成功すると思っている。ボクシングに恩返しする粉川の姿を楽しみに待ちたい。

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