西岡VSマルケス、公開計量!

　日本ボクシング界の歴史に新たな1ページを刻む、WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチの公開計量が30日(日本時間10月1日)、米国ネバダ州ラスベガス・MGMグランドガーデンホテル&カジノにおいて執り行われた。
　計量会場となったMGMグランドには、王者"スピードキング"西岡利晃(帝拳)と、挑戦者"元世界2階級制覇王者"ラファエル・マルケス(メキシコ)の勇姿を一目見ようと多くの観衆が詰めかけ、西岡とマルケスの一挙手一投足に大歓声が送られた。

■WBC世界Sバンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・西岡 利晃(帝拳)
55.34kg/122P
挑戦者ラファエル・マルケス(メキシコ)
54.89kg/121P

　計量後、王者・西岡は「多くのボクシング選手の中で、一握りの選手しか上がる事のできないラスベガスのリングで戦えることを、僕は光栄に感じています。明日は会場で応援してくれる方、テレビの前で応援してくれる方、そして全ての方を感動させられるような試合をします!」とラスベガスのリングで戦えることを喜び、日本のファンに必勝を誓った。

　そしてもう一つの世界タイトルマッチで緊急事態が発生した!
　WBA世界ライトフライ級タイトルマッチの公開計量において、挑戦者オマール・ソト(メキシコ)がライトフライ級リミットである48.99kgから1.81kgオーバーとなる50.8kgで再計量となった。しかし1時間後の再計量でもソトはリミットまで落ちず、50.58kg/111.5Pで計量を終了。
　明日のタイトルマッチは、王者ゴンサレスが勝った場合はタイトル防衛となり、挑戦者ソトが勝っても、タイトルは動かないことが発表された。

■WBA世界Lフライ級タイトルマッチ12回戦
王者ローマン・ゴンサレス(帝拳/ニカラグア)
48.99kg/108P
挑戦者オマール・ソト(メキシコ)
50.58kg/111.5P

　以下、アンダーカードに出場する帝拳ジム勢の計量結果。
■ノンタイトル・ウェルター級10回戦
亀海 喜寛(帝拳)
66.23kg/146P
ヘクター・ムニョス(米)
67.59kg/149P

　亀海のラスベガス第1戦だが、対戦相手のムニョスが最初の計量で1.36kgオーバーとなり、ムニョス陣営は「もうこれ以上は落とせない」となり、罰金を支払うことで試合は挙行されることになった。

■オープン戦ミドル級6回戦
カルロス・リナレス(帝拳)
73.03kg/161P
ケビン・ライディングイン(米)
73.03kg/161P

■オープン戦Sミドル級6回戦
三浦 広光(帝拳)
77.11kg/170P
ヘクター・エルナンデス(米)
77.11kg/170P