和氣慎吾vs中川麦茶! 嵐の予感

　元日本・OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和氣慎吾(35=FLARE山上)と元日本スーパーバンタム級1位の中川麦茶(33=一力)が21日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。

　両者は、明日(22日)に後楽園ホールで開催される「A-SIGN BOXING&DANGAN253」のメインイベント、フェザー級8回戦で激突。試合の模様は、動画配信サービス「BOXING RAISE」でライブ配信される。

　先に秤に乗った和氣は、フェザー級リミットを100g下回る57.0kgでクリア。スーパーバンタムを主戦場としている和氣だが、今回は1階級上での試合となる。「最後の最後まで、しっかりと追い込むことができた」と仕上がりの良さを強調。明日で38戦目を迎えるサウスポーは、いつも通り落ち着いていた。

　今年6月の再起戦は7回TKO勝ちしたが「不完全燃焼だった」と納得がいく内容ではなかったという。「明日は、誰が見てもわかる試合を見せる。圧勝して次につなげていく」と意気込んだ。「再び世界へ」。曲者の元日本ランカーを撃破し、存在感を示すつもりだ。

　拳を交える中川は、リミットちょうどの57.1kgを測定した。「前回は、最悪のコンデイションだったが、今回はかなり仕上がった」と、こちらも調子が良さそうだった。和氣の印象を聞かれると「特徴がない選手」と話すと、「ぴょんぴょん飛び跳ねながら戦ってくるので、捕まえやすい」と勝利に自信を示した。

　「作戦は半分は決まっているので、あとはリング上で決める。ボクシングはスポーツだとは思っていない。無事にリングを降りさせる気はない」と強気に言い放った。