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[前日計量]2022.10.10

小原佳太vs小畑武尊! KO決着間違いなし!

 日本ウェルター級王座統一戦の前日計量が10日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、正規王者の小原佳太(35=三迫)と暫定王者の小畑武尊(24=ダッシュ東保)が計量に臨んだ。

 試合は、明日(11日)、後楽園ホールで開催される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントで行われる。計量後に取材に応じた両者は高らかにKO宣言した。
10ヶ月ぶりのリング
 今年4月に永野祐樹(帝拳→引退)との王座防衛戦を予定していた小原だが、右足を負傷したためキャンセル。永野と小畑で暫定王座決定戦が行われ、小畑が暫定王者に就いた。

 先に秤に乗った小原は、ウェルター級リミットちょうどの66.6sでクリア。3月中旬に右足を痛めて、再発防止のため2ヶ月間、足を使ったトレーニングはせず、休養に充てた。「心理的に少し心配だが、ここまで良い練習ができた」と問題はないようだ。

思っていたより身長が高い

 「下の階級から上げてきた選手だが、思っていたより身長が高かった」と、横に並んだ小畑の印象を語ると、「特に驚きはない。リーチ差(小原の方がリーチが長い)は、さほど有利にならないのではないか」と務めて冷静だった。
「格の違いを見せることになる」
 「経験値は自分の方が上だが、相手の突進力に注意を払いたい。周りからは『落ち着いている選手だ』と聞いているが、過大評価せずに、リングの上で答え合わせをする。前に出てきてくれた方が楽な展開になる。格の違いを見せることになると思う」と意気込んだ。

勝って海外戦へ

 これまで何度も「海外で世界ランカーに勝つこと」を目標を掲げてきた小原。「1敗もできない。AllorNothingの戦いになる」と、この一戦への思いを語った。
「普段の試合と変わらない」
 拳を交える小畑は、200gアンダーの66.4sで計量を終えた。大分から参戦する小畑だが、これまで何度も東京で試合をしていて、雰囲気には慣れているようだ。大一番を迎えるが「普段の試合と変わらない。あえて意識しないようにしている」と淡々と話した。
「倒しにいく」
 「スパーリングの数は数えるほど」。大分県内のジムの選手やトレーナーとのスパーリングで調整してきた。「それもいつも通り。調子が悪かったとしても、それを考えても仕方がない。ハンデがある状態を想定して、練習してきた」と、決してメンタルは揺らぐことはない。

 「相手はリーチも手数もあるので、判定で勝つビジョンは見えない。KOを狙う。作戦は考えていない」とリング上での感覚で戦うつもりだ。
ダイヤモンドグローブ

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