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[前日計量]2022.9.2

大阪の陣。フライ級が熱い!

 WBOアジアパシフィック・フライ級王座決定戦の前日計量が2日、大阪市内の関西JBC事務局で行われ、WBO(世界ボクシング機構)フライ級5位の加納陸(24=大成)と日本同級4位の井上夕雅(23=真正)が会場に姿を現した。

 試合は、明日(3日)にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催される「駅近ドットコムpresents三田から世界へ19」のメインイベントとして行われ、テレビ大阪ニュースYouTubeチャンネルで、第1試合からライブ配信される。
「フライ級に上げて調子が良い」
 フライ級リミットちょうどの50.8kgでパスした加納は「やっと一仕事(計量)が終わった。フライ級に上げたことで減量に苦労することなく、最後までしっかりと練習することができた」と、万全のコンディションを強調。肌つやがよく仕上がりの良さを感じさせた。

 井上とは、かつてスパーリングで何度か手を合わせたことがあり、「根性があるなと思った」。
「ブレずに戦う」
 現在、WBO世界フライ5位で2度目の世界挑戦に向けて、ここはしっかりとアピールしておきたいところだ。「この階級で実績を作るためにも、落とせない一戦。どんな展開になっても、ブレずに自分のボクシングを貫く。圧倒して、ベルトを獲る」と必勝を誓った。
「直感で決める」
 一方、日本ユース王者でアジア王座初挑戦の井上も、リミットちょうどの50.8sだった。勝負の一戦を迎えるが、リラックスした表情を見せていた。「相手のことは、サウスポーということしか知らない。トレーナーが立てた作戦通りに動き、直感で良いと思ったら、その動きをする」と、持っている力を出し切るつもりだ。
ベルトと世界ランクを奪いにいく
 井上は「明日は、良い試合になると思いますよ」と拳を握りしめ、計量会場を後にした。
左:尾崎優日(大成)のデビュー戦
 アマチュア40戦32勝8敗の成績を残し、プロに転向した尾崎優日(19=大成)は、ライトフライ級6回戦で、タイ国ミニマム級2位のナランチップ・スングスット(タイ)を相手にデビュー戦に臨む。

 尾崎は、ライトフライ級リミットちょうどの48.9s、ナランチップは、200gアンダーの48.7sでクリアした。

 計量後に取材に応じた尾崎は「何度イメージしても、圧倒することしか出てこない。明日は、ジャブでしっかりと組み立てて、テクニックと出入りの速さを見せる。最後は倒す」とKO宣言した。大成ジム期待のホープのデビュー戦にも注目だ。

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